イルカはフグの毒を使ってハイな気分になっている。

イルカの薬物使用疑惑。イルカはフグの毒を使ってハイな気分になっている。
以下は、記事の抜粋と動画です。


薬物乱用で苦しむのは人間だけではない。馬は幻覚作用のある草を食べるし、象は熟れ過ぎた果実を食べる。ビッグホーンは酩酊感を得られる地衣類が大好きだし、猿は糖分が豊富なものやアルコールを含む果実を好む。

さて、このリストにイルカが仲間入りだ。BBCの『スパイ・イン・ザ・ポッド』というドキュメンタリーシリーズでは、イルカがフグでハイになっているらしき様子が紹介された。


フグ毒」によると、フグにストレスを与えると体表からフグ毒を放出することが分かったそうです。動画でもイルカはフグを口でくわえてストレスを与え、体表から毒を分泌させているようにみえます。代表的なフグ毒であるテトロドトキシンは、骨格筋や神経の膜電位依存性ナトリウムイオンチャネルに結合し、チャネル内へのナトリウムイオンの流入を阻害して神経伝達を遮断する神経毒です。

ヒトでもごく少量を鎮痛薬として使うことがあるそうですので、フグを虐めて毒を出させて、海水で薄まった毒で神経が麻痺する感覚を楽しんでいるのかもしれません。以下の写真も同じような状況かもしれませんが、フグの表情がおもしろいです。

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