高齢者が魚を多く摂ると認知症リスクが低くなるという報告

日本人高齢者における魚の消費とインシデント認知症のリスク:大崎コホート2006年研究
以下は、論文要約の抜粋です。


習慣的な魚の摂取は、認知症のリスクを低下させる可能性があると考えられているが、魚の摂取量と認知症発生率を調べた前向きコホート研究は少なく、それらの結果は一貫していない。

研究グループは、ベースライン時に65歳以上であった大崎市在住の住民を対象に、食物頻度アンケートを実施し、魚類やその他の食物摂取に関するデータを収集した。魚の摂取量により対象を4グループに分け、最も少ない群をQ1、最も多い群をQ4とし、Q1を基準に認知症発症リスクを検討した。

結果:対象者1万3,102例中、5.7年のフォローアップ期間後における認知症発症は1,118例(8.5%)であった。
Q1と比較した認知症発症ハザードリスク(HR)は、Q2で0.90(95%CI:0.74~1.11)、Q3で0.85(95%CI:0.73~0.99)、Q4で0.84(95%CI:0.71~0.997)であった。
フォローアップ期間の最初の2年間で認知症と診断された人およびベースライン時に認知機能が低下していた人を除外した場合でも、同様の結果が認められた。

結論:健康な高齢者において、魚の摂取量が多いと認知症発症リスクが低いことが認められた。本知見は、習慣的な魚の摂取が、認知症予防に有益であることを示唆している。


こういう論文が出ると、ますます世界の海から魚が減りそうです。

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