生の鶏肉を調理前に洗わないで!

「生の鶏肉を調理前に洗わないで!」アメリカの農務省が警告。その理由は細菌が飛び散るから。
以下は、記事の抜粋です。


抗菌グッズや除菌グッズが溢れる昨今、食材もきれいに水で洗ってから使いたいという人も多いだろう。しかし、生の鶏肉を洗うのは危険きわまりないようだ。

先日、米農務省が発表したレポートでは、鶏肉を洗うとかえって食中毒が増えるので絶対にやらないで欲しいと警告している。理由は洗った水と一緒に細菌が飛び散るからだ。

鶏肉にはカンピロバクター、サルモネラ菌、ウェルシュ菌といった食中毒の原因となる細菌が潜んでいる。肉を洗うことで水しぶきとともに細菌が周囲に飛び散り、ほかの食材にも付着。余計に人間の口に入りやすくなってしまうのだそうだ。そもそも食中毒を防ぐには、洗うのではなく、加熱すればいいのだから、余計なことはしないほうが賢明というわけだ。

子供やお年寄りといった、免疫が弱い人たちは特にリスクが高いということを忘れないで欲しい。

生肉や鶏肉を洗うと、キッチンに細菌が飛び散る危険性が高まる。また、そうした生の食材を触ってからすぐに20秒間手を洗わないのも、同じくらい危険だ

もし、どうしても鶏肉の汚れが気になるようであれば、ペーパータオルで叩くようにするのがいい。この場合も、すぐに手を洗うのも忘れてはいけない。


鶏肉が細菌で汚染されているのはアメリカだけではありません。日本でも以下の報告のように約40%の鶏肉がカンピロバクターによって汚染されています。またカンピロバクターの感染率は高く、100個程度の比較的少ない菌量の摂取で感染することが分かっています。

カンピロバクターは、日本で発生している食中毒の中で最も発生件数が多く、患者数も届出数は3000を超えていますが、届出られない患者数も含めると1万を超えると思われます。先日も知り合いの息子さんが大学の先輩に勧められてトリサシを食べて、下痢、腹痛、おう吐などの症状に加えて、頭痛を訴えていたそうですので、カンピロバクター感染だと思われますが、届出はしなかったようです。

鶏肉は内部も最低75℃で1分以上加熱してから食べましょう。また、鶏肉を料理した後は、石鹸を使って20秒以上しっかり手を洗いましょう。


厚生労働科学研究(食品安全確保推進研究事業)
「と畜・食鳥検査における疾病診断の標準化とカンピロバクター等の制御に関する研究」平成26年度報告(厚労省のサイトをみる

○市販鶏肉のカンピロバクター汚染率
検体 鶏モモ肉 鶏ムネ肉
汚染率 11/26 検体( 42% ) 12/30 検体( 40% )

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