野球ひじのトミー・ジョン手術 4割が高校生以下

トミー・ジョン手術 4割が高校生以下 野球指導者の意識改革を
以下は、記事の抜粋です。


群馬県にある慶友整形外科病院は「トミー・ジョン手術」を行う国内でも有数の病院で、これまでプロ野球選手を含めおよそ1200件の手術を行っています。

このうち、10年以上にわたって600件以上の手術を行ってきた古島弘三医師が、担当した患者を分析したところ、高校生以下の子どもがおよそ4割を占め、中には小学生もいたことが分かりました。

トミー・ジョン手術はひじのじん帯を切除し、ほかの部分のけんを移植するもので、手術を受けた子どもの多くは投球できない状態になっていて、手術以外に回復する方法がなかったケースが多いということです。

古島医師は「骨ができあがっていない子どもの時期に休まずに投げすぎることで、ひじを傷めるリスクがどんどん高くなる。予防をすれば必要のない手術であり、指導者が絶対にけがをさせないというように意識を変える必要がある」と話しています。

古島医師によると、野球関連の新規患者が年間におよそ800人訪れますが、そのおよそ4分の3が高校生以下で、「小中学生は骨が弱いので球数を投げていなくてもひじを傷める。また痛くないと言っても、検査をするとひじの骨が変形していることがたくさんある。将来を考えると痛みがなくても1回は検査を受けてほしい」と話しています。

古島医師がことし1月、野球チームに所属している小学生289人のひじの状態を検査した結果、過去にひじを傷めたり、現在ひじを傷めたりしている選手は89人で28%に上りました。

また、病院がある高校の野球選手60人を調べたところ、39人が小中学校でひじを傷めた経験がありこのうち半数近くが高校でもひじを傷めていました。

一方、小中学校でひじを傷めた経験のないのは21人で、このうち高校でひじを傷めたのは2人にとどまりました。

古島医師は小中学校の間、ひじを傷めない環境づくりが長くプレーをしていくうえで必要だとしていて、「多いのは上手な選手が試合に出続けて、けがをするパターン。子どもの時に勝ちにこだわった指導をしているかぎりひじを傷める選手は減らない」と話しています。

アメリカでは、大リーグ機構などが2014年に18歳以下のアマチュア投手のけが防止のためのガイドライン「ピッチ・スマート」を公表しています。

年齢ごとに1日の試合の最大投球数を定め、7歳から8歳は50球、11歳から12歳は85球、日本の高校生にあたる17歳から18歳は105球までなどとしています。

さらに、1日に投げる投球数ごとに次の登板までの休息期間も示していて、17歳から18歳では31球から45球で休息期間を1日間、76球以上投げると4日間の休息期間が必要などどしています。

また15歳から18歳では、1年間に100イニングを超えて投げてはいけないことも決めています。

古島医師は「外国では、子どもにけがをさせると指導者としてはやっていけなくなる国もある。投球数の基準をつくることで、指導者や保護者が子どもをけがから守ろうという意識が生まれてくると思う」と話しています。


毎年、投球制限の話は出ては消えて行きます。誰かが必至で握りつぶしているのだと思います。こういう記事をみて、朝日新聞とか毎日新聞の記者さん達は何を考えるのでしょう?

関連記事
25歳未満のピッチャーは、週100球以上の投球で肩障害リスクが6.5倍になる
高校野球の球数制限に“待った“ 高野連が新潟連盟に再考要請
高校野球という児童虐待がなくならない理由は?

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする