耐性ウイルスの出現率が高いゾフルーザは単独で使うべきではない

インフル薬使用法、新しい提言策定へ 日本感染症学会
以下は、記事の抜粋です。


塩野義製薬のインフルエンザ治療薬「ゾフルーザ」に耐性変異ウイルスが出ていることなどを受け、日本感染症学会は4月5日、使用方法についての新しい提言を策定する方針を固めた。

国立感染症研究所の報告によると、ゾフルーザを投与した30人のA香港型の患者のうち73.3%の22人から耐性ウイルスが出現。一方、塩野義が新潟大学に依頼した調査では、A香港型の20歳未満の患者を調べたところ、9.1%の確率で、耐性ウイルスが検出されたという。

講演した菅谷憲夫医師は「耐性ウイルスは、タミフルなど既存のインフル治療薬にはほとんど出現しない」と指摘した上で「耐性ウイルスの出現率が高いゾフルーザは単独で使うべきではない。一方で重症患者に対して既存薬との併用は有効の可能性はある」との考えを示した。

座長を務めた愛知医科大の三鴨廣繁教授は「今後、インフル耐性ウイルスは重要な課題となる。抗インフル薬に関して正しい提言をまとめていきたい」と話した。


私も菅谷氏と同じ意見です。まず、免疫に問題のなさそうな健常人がインフルエンザ罹患した場合には薬は要らないと思います。処方する場合は、ゾフルーザ®(バロキサビル)と治療効果はほぼ同じで、耐性ウイルスが出にくく、価格も半分以下のタミフル®(オセルタミビル)のジェネリックを処方します。

感染症学会は、塩野義に遠慮せずに「耐性ウイルスの出現率が高いゾフルーザは単独で使うべきではない。」という提言ができるでしょうか?見守りたいと思います。

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