アリルイソチオシアネートによる虫よけについて

猛毒ヒアリはワサビに勝てず アリ学の研究者が効果検証
以下は、記事の抜粋です。


強い毒を持つ外来種のヒアリも、ワサビの辛み成分には勝てないらしい。兵庫県立大の橋本佳明准教授らがその実態を突き止め、日本応用動物昆虫学会の英字誌オンライン版に発表した。日本への侵入を防ぐのに役立つ可能性があるという。

ヒアリは南米原産で、世界中に広がっている。日本でも2017年以降中国から運び込まれるコンテナなどで毎年見つかり、定着するのではないかと懸念されている。

橋本さんらは、ヒアリが定着した台湾で、ワサビの辛み成分「アリルイソチオシアネート」(AITC)を入れたカプセルを練り込んだ「ワサビシート」を使って防虫効果を検証した。

ワサビシートとえさを入れたわな、カプセルの入っていない「ワサビ抜きシート」とえさを入れたわなを10個ずつ、巣の近くに40分間しかけた。ワサビシートのわなにかかったアリはゼロだったが、ワサビ抜きの方は一つのわなに平均157匹がえさに群がった。

ワサビのにおいでアリがえさを見つけられない場合もあると考え、エサにアリをたからせた上で、ワサビシートと一緒にしたわなも10個作った。一つのわなに平均0.9匹いたが、全て死んでいた。

ワサビシートで積み荷などを覆うことでヒアリの紛れ込みを防ぎ、他国に拡散させるリスクを下げられる可能性がある。橋本さんは「世界中でヒアリの拡大防止に役立ててもらえるよう、技術開発を急ぎたい」と話している。AITCは弁当用の防腐剤や車のエアコンのカビ、悪臭防止などにすでに活用されている。


記事には「アリルイソチオシアネート」を虫よけに使うアイディアが新規かどうかついて書かれていませんが、「小林製薬」の販売している「生ゴミ用ゴミサワデー コバエよけプラス」にも同じものがコバエよけの成分として入っています。以下はその説明です(サイトをみる)。


Q:アリルイソチオシアネートとはどのような成分ですか?

A:「コバエゴミサワデー」では、忌避成分として配合しています。これは、ワサビやカラシに含まれる辛味成分で、食品香料として広く用いられるものです。


コバエで良く知られている事実をヒアリでも示しただけでは、すごい研究成果とは言えないと思います。

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