大人の耳鳴りは老化現象、薬は効かず

大人の耳鳴り、薬は効かず 患者1千万人、初の診療指針
以下は、記事の抜粋です。


10月18日、大人の10人に1人以上が抱えている「耳鳴り」の診療に関する国内初の指針案の概要を日本聴覚医学会が発表した。耳鳴りの多くは薬による治療は効果がなく、カウンセリングを丁寧にして耳鳴りとうまく付き合えるように支援することの重要性を強調している。

耳鳴りは外に音源がないのに、自分の耳の中で音が聞こえる状態。米国の診療指針(2014年)では、耳鳴りの経験がある人は成人の10~15%とされ、日本には1千万人以上いるとみられる。ストレスや難聴、耳の病気のほか、原因がよくわからない場合もある。多くは回復が難しく、症状を和らげながらうまく付き合うことが必要だ。

指針では、治療の際にまずカウンセリングをすることを推奨した。耳鳴りの原因や付き合い方を知ることで、患者が覚える不安や苦痛を軽くできる場合も少なくないと指摘した。


診療指針をまとめた慶応の小川教授のコメントをまとめた記事によると、耳鳴りの多くは加齢に伴うもので、耳が遠くなる「難聴」の裏返しの現象だと考えられるそうです。耳が衰える一方で、脳の認知機能が音を拾おうとするために起きているのが耳鳴りという症状だそうです。超高齢社会の訪れとともに、今後も増えていくとみられます。

ということで、加齢に伴う耳鳴りに特効薬はなく、気にしないで生活できるようになるということが耳鳴りと付き合う上で重要だそうです。気になって眠れない場合には、音楽をかけたり一時的に睡眠薬を使ったりすることも考えられるそうです。

ただし、片方の耳だけで急に耳鳴りがするようになった時などは、突発性難聴や、メニエール病、聴神経腫瘍などが隠れている場合もあるので、耳鼻科での検査が勧められるそうです。加齢に伴う耳鳴りの多くは、両耳で徐々に現れてくるということが多く、ほとんど心配がないそうです。治療指針というより、どう納得させて諦めさせるかの指針でした。

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