半月ほど食生活を変えても大人の腸内細菌は変化しないが、子供には可能性があるかもしれない

食生活を変えても大人の腸内細菌は多様化しない
以下は、記事の抜粋です。


コーラやスナック菓子のような加工食品に囲まれて暮らしている大人と子どもが、加工食品ゼロ、狩猟・採集・農業による食生活を送っている村に行くと腸内細菌叢(マイクロバイオーム)はどのように変化するのか?ということを、研究者が実地で調査しました。

そこで、ラトガース大学のMaria Gloria Dominguez-Bello氏とベネズエラ科学調査機関のMonica Contreras氏らの研究チームは、都市に住む大人5人と子ども2人でベネズエラのボリビア州にあるイエクアナ村に16日間滞在した際、旅を利用して調査を行いました。

イエクアナ村では人々が狩猟、採集、農業で暮らしており、キャッサバやトウモロコシのほか、ベリーやプランテン・パイナップルを含む野生の果物、そして魚や少量のジビエ肉、野生の鳥から採取した卵などが食べられています。村を訪れた7人は、「スープと魚や肉を少し」という食事を1日に2度行い、1日中を通してキャッサバと果物をつまんでいたとのこと。西欧の一般的な食事に比べ「現地の食生活は、動物性タンパク質が少なく、食物繊維が非常に多く、脂肪が少ないもの」だったとのこと。滞在中、7人は川でせっけんなしの入浴を行い、自然の概日リズムに合わせて暮らしました。

16日の滞在後、研究者は滞在者の肌・口・鼻・ふん便からサンプルを集め、同時に滞在者と同じ年齢の村人からもサンプルを収集して検査結果を比較しました。

その結果、村を訪れた大人の腸内細菌叢は、誰一人として著しく変化していなかったということが判明。一方で、2人の子どもは腸内細菌の種類の合計が増加していました。

Dominguez-Bello氏によると「村の大人をニューヨークに連れてきて抗菌剤を与えたりマクドナルドで毎日食事をさせたりすれば、多様化は失われていきます。しかし、既に腸内細菌の多様性が失われている都会に住む大人が村の食事を取っても、多様化はできないかもしれません。『存在しない』ものは増やせないのです」とのことです。


大人5人子供2人という少数の対象かつ16日という短期の食生活の変化の影響をみただけですので、タイトルの結論についてのエビデンスレベルは低いですが、興味深い結果です。

都会に暮らすベジタリアンとそうでない普通の人の腸内細菌叢(マイクロバイオーム)には違いがあるのでしょうか?知っているヒトがいればお教えください。

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