水分摂取を1.5リットル増やすと女性の尿路感染症がほぼ半減した

十分な水分摂取が女性の尿路感染症予防に有用か
以下は、記事の抜粋です。


尿路感染症の再発を繰り返す女性は、水分摂取量を普段より増やすと再発リスクが大幅に低下する可能性があることが、示された。

過去1年以内に尿路感染症が3回以上再発した閉経前女性140人を対象。研究開始時における参加者の1日の水分摂取量は1.5L(約240mLのコップで6杯分)未満であった。参加者の半数を普段通りの水分摂取に加えてさらに1.5L摂取する群に、残りの半数を普段の水分摂取量を維持する群にランダムに割り付けて1年間追跡した。

その結果、追跡期間中の尿路感染症の平均再発回数は、普段通りの水分摂取量を維持した群では3.2回であったのに対し、水分摂取量を増やした群では1.7回であり、水分摂取量を増やすと再発リスクは有意に低下することが分かった。さらに、水分摂取量を増やした群では、抗菌薬の服用回数も有意に減少することが明らかになった。

Hooton氏らによると、尿路感染症の主な治療は抗菌薬投与であるが、抗菌薬の過剰投与を控えることは薬剤耐性菌を増やさないためにも重要だという。


元論文のタイトルは、”Effect of Increased Daily Water Intake in Premenopausal Women With Recurrent Urinary Tract Infections:A Randomized Clinical Trial”です(論文をみる)。

「これまでも水分摂取量を増やすと尿路内の細菌が洗い流されて、尿路感染症の再発リスクは低下すると考えられていたが、それを裏付ける研究データはなかった。今回のような試験の実施は遅すぎたくらいだ」と著者の一人が述べているそうですが、私もまさか「膀胱炎などの尿路感染症にはたくさん水を飲む方が良い」ということを裏付ける研究データがなかったとは知りませんでした。自信を持って飲水を勧められる根拠として重要な結果だと思います。

この研究が「ミネラルウォーターのエビアンの製造元であるDanone社の支援を受けて実施された。」というのには思わず笑いました。

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