未承認“しわとり薬”「ニューロノックス」はボトックス®と同じボツリヌス毒素製剤

未承認“しわとり薬”不正輸入・販売か
以下は、記事の抜粋です。


日本で認められていない、しわをとるための医薬品を不正に輸入・販売したとして、警察は大阪市の輸入代行会社の経営者らを近く書類送検する方針です。

警察によりますと、大阪市淀川区の輸入代行会社「エスエムディグローバル」の経営者の男ら5人は、去年8月から11月、日本では承認されていない、しわをとるための医薬品「ニューロノックス」を韓国から輸入し、東京の美容クリニックに販売した疑いが持たれています。

未承認の医薬品は医師本人が医師免許証のコピーを国に提出すれば輸入できますが、男らは知人の医師免許証のコピーを無断で使用していたということです。

調べに対し、経営者の男は「違法性の認識はあった。販売実績を伸ばしたかった」と容疑を認めていて、少なくとも、およそ6億円を売り上げていたとみられます。


ニューロノックスのような未承認の医薬品は医師本人が医師免許証のコピーを国に提出すれば輸入できると書いてありますが、実際に城本クリニックのような美容外科(もしかして、ここが記事の「東京の美容クリニック」かも)では使っているようです(サイトをみる)。ニューロノックスについて、以下のように書かれています。


韓国Medytox社のニューロノックスは、ボトックスのジェネリック(後発薬品)といえる製剤です。ボツリヌストキシン(毒素)製剤の特性を決定する「菌株」は、アラガン社のボトックスと同じ、信頼のおける米国ウィスコンシン大学の「type A Hall菌株」を起源として開発されているため、製剤の組成や分子量がボトックスと同じです。KFDA(韓国食品医薬品安全庁)に認可された安全性のあるボツリヌス毒素製剤です。


ということで、認可はされていないけれども製品としては問題ないようです。ボトックス®などのボツリヌス毒素製剤は、脳卒中や脊髄損傷によって引き起こされる痙縮(けいしゅく、意図していないのに筋肉が強く緊張してしまう・つっぱる状態)という症状を改善する目的で使われます。また、しわも筋肉の緊張によるものですので、ボツリヌス毒素製剤で改善します。眼科でも「しわとりボトックス注射」をしているところもあるようです(サイトをみる)。注射後2~3日で効果が現れ始め、2週間後に一番効果が出た状態になり、3~4ヵ月間効果が持続します。例としてあげたこの眼科では、目尻のしわで初回25,000円、2回目以降は35,000円のようです。ニューロノックス®を使えば、もう少し安くなるのでしょうか?

ところでボツリヌス毒素はWikiにも書かれているように、ボツリヌス毒素の致死量は体重70 kgのヒトに対しA型毒素を吸入させた場合、0.7-0.9 μgと考えられており、1 gで約100万人分の致死量に相当する(ちなみに青酸カリは経口投与の場合5人/g)。自然界に存在する毒素としては最も強力です。素人が手に入れて使うのは止めた方が良いと思います。

    

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