侵略的外来種としてのネコ

ネコの影響は爬虫類でも甚大、全体を減らす可能性:野ネコがいないと爬虫類の増えるペースが2倍に、オーストラリアで実験
以下は、記事の抜粋です。


鳥の集団に飼いネコや野ネコが大きな影響を与えうることは、すでに研究によって明らかになっている。一説には、ニュージーランドのスティーブンズ島では、妊娠していた一匹の飼い猫とその子孫たちによって、固有種の鳥が絶滅に追いやられたとも言われている。

一方、オーストラリアで行われた実験において、爬虫類もまたネコの捕食活動によって集団レベルで減っていることがわかったという論文が掲載された。

研究者らは、カカドゥ国立公園内に、2年間にわたってネコのいない区画を設けた。爬虫類の個体数の変化は、落とし穴にかかった数で確認した。

その結果、ネコのいない区画では、2年の実験期間中に「爬虫類の数が大幅に増加」し、フェンスのない区画に比べて、爬虫類の増えるペースが2倍になった。落とし穴にかかったものの多くがヤモリやトカゲなどの小型種であり、彼らは少なくとも年に一度は新たな世代が誕生するため、2年という実験期間の長さは、集団レベルでの数の推移を見るには十分だと著者らは考えている。

米スミソニアン渡り鳥センターのピーター・マラ氏によると、2016年の学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」には、ネコは2種の爬虫類を含む、少なくとも63種の生物の絶滅に関与しているとする研究が発表された。マラ氏は言う、「ネコが生きものを殺しているということだけでなく、野生動物の集団レベルに影響を与えていることを示す研究は増え続けており、すでに膨大な数が存在します。今回の研究はその1つに過ぎません」。


関連記事でも紹介しましたが、ネコはいろいろな小動物を捕食するために、可愛い外見にもかかわらず、非常に危険な侵略的外来種と考えられています。

侵略的外来種としては、ヒトほどではないにしても、コイよりも危険かもしれません。

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見た目はかわいいネコだが、彼らの殺しの本能が、爬虫類全体に大きな影響を与えている可能性があるという。

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