10%程度の減量で、9割近い肥満者の心房細動が改善

10%程度の減量で肥満者の心房細動が改善
以下は、記事の抜粋です。


肥満の心房細動患者では、減量により心房細動の進行が抑制されるだけでなく、改善される可能性もあることが、アデレード大学のMelissa Middeldorp氏らの研究で示された。こうした患者に対して減量プログラムを実施した結果、10%以上の減量に成功した患者のほとんどで心房細動が改善あるいは消失したことが分かった。これまで、減量すると心房細動の症状は軽減し、再発を抑制できることは報告されていた。

対象は、減量プログラムを勧められた肥満(BMI 27以上)の心房細動患者355人。食事療法では摂取カロリーを抑え、加工食品や糖質の多い食品の摂取量を減らすよう指導し、週に3~4回の低強度運動から早歩きなどの中強度運動を行ってもらった。また、血圧や血糖を測定し、睡眠時無呼吸の治療を行うなど心房細動のリスク因子を管理できるように支援した。

その結果、対象者のうち135人がベースライン時から4年後には10%以上の減量に成功し、こうした患者の88%は心房細動が持続性から発作性へと改善するか消失した。

一方、ベースライン時から4年後の体重減少率が3%未満と、ほとんど減量できなかった患者も116人いた。こうした患者では41%が発作性心房細動から持続性心房細動に進行していた。

Middeldorp氏は「心房細動の進行は減量の程度と直接的に関連し、肥満患者では、減量しなければ心房細動は持続性のタイプに進行してしまうことが分かった」と説明している。


やはり肥満は心臓に大きな負担になるのでしょう。本当に、「10%程度の減量でも、心房細動にこれほどの大きな変化をもたらすとした今回の結果は素晴らしい」と思います。

BMI27以上で心房細動を患っている患者さんには、まずダイエットを勧めましょう。

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