日本人の2型糖尿病患者に対する糖質制限食とカロリー制限食の効果を比較した論文

One year follow-up after a randomized controlled trial of a 130 g/day low- carbohydrate diet in patients with type 2 diabetes mellitus and poor glycemic control
本研究は、日本人を対象とした糖質制限食とカロリー制限食の効果を比較したランダム化比較試験(RCT)の報告です。対象は、カロリー制限食指導後も血糖コントロール不良の2型糖尿病患者です。

6カ月間の糖質制限食(130g/day)指導を行い、その後12カ月間自己管理するグループと、6カ月間のカロリー制限食の後12カ月間自己管理したグループの血糖(HbA1C)と体重を調べて比較した研究です。

その結果、6カ月の短期間では糖質制限の方がカロリー制限よりも有意に体重を減らしました。しかし、長期的には優位差はなくなり、どちらの食事療法も血糖と体重管理に同程度に有効であることが示唆されました。

短期的な効果があるという結果は、私の周辺で糖質制限を実際に行ったことのあるヒトの経験談と一致します。また、実際にはいろいろな問題で、元の食事に戻るヒトが多いことも論文の記載と一致します。2型糖尿病をり患していない中高年が行う美容的(?)ダイエットの場合は、腎臓などへの負担を考えると、カロリー制限が無難だと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする