女性の乳首、男性より多様 進化生物学の定説覆す?

女性の乳首、男性より多様 進化生物学の定説覆す
以下は、記事の抜粋です。


女性の乳首は男性の乳首に比べてはるかに多様性に富んでいるとする異色の研究論文が今週発表された。進化生物学者らの間で広く支持されている学説に異を唱える結果だという。

進化生物学の定説によれば、体の部位は重要度が高いほど、個体間にみられる本質的な特徴のばらつきが小さくなる。すなわち、本当に不可欠な特徴には、機能上の定型から外れすぎないよう進化的圧力が作用する。一方で重要性の低い特徴に関しては、自然が、より正確にはランダムな変化が、創造力を発揮できると定説では説明されている。

University of QueenslandのAshleigh Kelly氏らの研究チームは「男性の乳首は原型的な進化の副産物で、女性の機能的な乳首の非機能的バージョンとみなされる」と指摘する。それに対し、女性の乳首は新生児に授乳するという基本的な目的に沿うようにできている。

上の定説が正しいとすると、女性の乳首の個人差は、男性の胸にある無意味な乳首に比べて小さいはずだ。

Kelly氏らの研究チームは学生ボランティア63人の乳首と乳頭のスキャン画像を撮影し、大きさを計測した。併せて、身長、胸囲、体格指数(BMI)、実験室の室温なども記録した。

すると結果は、定説に従っていなかった。「女性の乳首は男性の乳首よりも著しく多様であることが、今回の研究で判明した。これは、ある特徴のばらつきが機能性の欠如を示すことを示唆する先行研究の信憑性を失わせる結果だ」とケリー氏は述べている。


元論文のタイトルは、”Male and Female Nipples as a Test Case for the Assumption that Functional Features Vary Less than Nonfunctional Byproducts”です(論文をみる)。

論文の結論として、”Morphological variation in a feature should not be used by itself to infer whether or not the feature is functional or under selection.” (臓器などの形のバリエーションの大きさを、その形が機能的であるとか進化的選択を受けたとかという推論に用いるべきではない。)と書かれています。

体のどの部位が重要と考えるかによって、結論は変わるかもしれないですが、乳首のような、上の「定説」に対する反例は、いくらでもありそうな気がします。

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