認知能力の高いヒトが近視と関連する遺伝子を持つ確率は、そうでないヒトに比べて30%高く、高血圧、心臓発作、狭心症、肺がん、変形性関節症、大うつ病などを患う確率は、有意に低い

メガネをかけている人は本当に賢い可能性:メガネをかけている人は本当に賢いことが遺伝子研究で判明! 賢者はバカより長生きで鬱になりにくいことも発覚
以下は、記事の抜粋です。


エディンバラ大学の遺伝統計学者ゲイル・デイヴィス氏らは、英国のBiobankなどから16〜102歳までの30万人以上の人々の遺伝データと認知機能に関するデータを収集・分析を行い、新たに知性と関連付けられた58の領域を含む148のゲノム領域を同定したという。

この研究によると、より知的能力の高い人々がメガネを必要とする視力の弱さと関連する遺伝子を持つ確率は、そうでない人々に比べて30%高かったという。また、知性の高い人は高血圧、心臓発作、狭心症、肺がん、変形性関節症などを患う可能性が有意に低いほか、大うつ病を経験する確率も30%低く、長生きする可能性は17%高かったという。


元論文のタイトルは、”Study of 300,486 individuals identifies 148 independent genetic loci influencing general cognitive function”です(論文をみる)。

結果は、次のようにまとめられています。


We report significant genetic correlations between general cognitive function and: hypertension (高血圧、rg = −0.15, SE = 0.02), grip strength (握力、right hand: rg = 0.09, SE = 0.02), wearing glasses or contact lenses (メガネあるいはコンタクトの着用、rg = 0.28, SE = 0.04), short-sightedness (近視、rg = 0.32, SE = 0.03), long-sightedness (遠視、rg = −0.21, SE= 0.05), heart attack (心臓発作、rg = −0.17, SE = 0.03), angina (狭心症、rg = −0.18, SE = 0.03), lung cancer (肺がん、rg = −0.26, SE = 0.05), and osteoarthritis (変形性膝関節症,rg = −0.24, SE = 0.04). We also report a significant genetic correlation with major depressive disorder (大うつ病、rg = −0.30, SE = 0.04); this result strengthens previously-reported non-significant correlations of around −0.1016,17. We also note the important genetic association between general cognitive function and longevity (長寿、rg = 0.17, SE = 0.06).


ということで、記事に書かれていないのは、握力(9%)が正に相関し、遠視(21%)が負に相関することの2つでした。近視と遠視が逆というのはおもしろいと思います。

記事にも書かれていますが、近視だと遠くにいる獲物が見えないので、明らかに生存には不利ですが、そんな遺伝子が淘汰されずに残った理由が知性の高さにあるのかもしれません。

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