相手の目を見続けて話すヒトは、良く考えずに話しているらしい

会話中に相手の目を見続けることが難しいわけ
以下は、記事の抜粋です。


なぜ会話中に相手の目を見続けられない人がいるのだろうか?京都大学の研究によれば、それはただ単に人の目を見るのが苦手というだけではなく、脳が適切な言葉を考えつつ、同時に人の顔に意識を向けるという作業が苦手だからだという。

この影響は親しみのない言葉を思い浮かべようとしている時ほど顕著になる。つまりアイコンタンクトを維持するものと同じ精神リソースを使っていると考えられるのだそうだ。

「アイコンタクトと会話プロセスは独立したものに思えるが、会話をしている間、人はしょっちゅう相手から目をそらす。このことは両プロセスに干渉があることを示唆する」と論文では述べられている。

実験参加者は、アニメーションの顔の目を見ている時と見ていない時に、ある単語からそれに関連する単語を連想するように求められた。連想の難易度は単語によって異なるものだった。

例えば、”ナイフ”に関連する動詞を思いつくことは容易だが、”切る”と”刺す”以上は難しいだろう。一方、”フォルダ”に関連する動詞は、”開く”、”閉じる”、”満たす”などがあるが、思いつくことはやや難しい。

実験の結果、連想が難しい単語だった場合に限り、目を見ている時の方が単語を思いつくまでにかかる時間が長くなった。この時間の差は、脳が同時に扱う情報量が大きすぎるためではないかと推測されている。つまり相手の目を見ながら会話を交わすことは可能であるが、それらの作業は同じ認知リソースを用いており、場合によってはそれが不足することがあることが窺える。


元論文のタイトルは、”When we cannot speak: Eye contact disrupts resources available to cognitive control processes during verb generation”です(論文をみる)。

アイコンタクトをしながら動詞をみつけるのが難しいということは、私の目を見続けて話すヒトは、あまり深く考えていないということでしょうか?それなら、ずいぶん気楽になります。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする