タバコの50%値上げ、健康や経済に有益

タバコの50%値上げ、健康や経済に有益
以下は、記事の抜粋です。


カナダ・セント・マイケルズ病院のSujata Mishra氏らが、タバコの50%値上げによる影響を検証した研究結果を報告した。研究グループは、中所得13ヵ国の総計20億人のうち男性喫煙者5億人を対象に、所得分類ごとのタバコ価格の値上げによる健康、財政、税に関する利益を評価するコンパートメントモデルを開発した。

タバコ価格の50%値上げによる生存年数延長者は、全13ヵ国において、所得下位層20%の男性が所得上位層20%の男性と比較して、6.7倍多いと予測された(1億5,500万人 vs.2,300万人)。所得下位層の喫煙者が禁煙によって得る平均獲得生存年は、所得上位層の5.1倍であった(1.46年 vs.0.23年)。回避可能な医療費1,570億ドル(1,130億ポンド、1,270億ユーロ)のうち、所得下位層が回避可能な医療費は所得上位層と比べて4.6倍に上ることが予測された(460億ドル vs.100億ドル)。

また、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジのない7ヵ国(インド、インドネシア、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム、中国、メキシコ)における約1,550万人の男性が、高額医療支出の回避が可能と予測された。結果として、880万人(このうち半分は所得下位層)が、世界銀行が定義する極度の貧困状態以下に陥ることを回避すると予測された。この880万人の男性は、前述の7ヵ国における極度の貧困の中で生活する2.4%に相当していた。

追加税収は1,220億ドルで、そのうち所得上位層が納める金額は、受ける恩恵が少ないにもかかわらず、所得下位層の2倍に上ることが予測された。


元論文のタイトルは、”The health, poverty, and financial consequences of a cigarette price increase among 500 million male smokers in 13 middle income countries: compartmental model study”です(論文をみる)。

値上げすれば貧困層がタバコを買わなくなって、その結果、長生きするとか貧困層が使う医療費が減るとかいう理屈は良くわかりますが、日本の場合は「生活保護」という精度があるので、このままは当てはまらないと思います。

いずれにしても、税収が増えるのであれば、日本も50%値上げをやるべきだと思いますが、やはりここでもタバコ農家に忖度する自民党が反対するのでしょうか?

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