ポリフェノールたっぷり(?)の遺伝子組換えリンゴはいかが?(その2)

時間がたっても茶色くならないリンゴが「遺伝子組み換え」表記なしで販売されている
「表記なし」を肯定しているのか批判しているの良くわからない記事です。


遺伝子を組み換えることで狙った利点を発現させることができる遺伝子組み換え技術は安全性が疑問視されることも多く、2016年7月にはノーベル賞受賞者100人以上が遺伝子組み換え食物に反対するグリーンピースを非難する書簡に署名しています。そんななか、「切った後に時間がたっても茶色く変色しないリンゴ」が遺伝子組み換えによって開発され、パッケージへの「GMO」という表記なしでアメリカの食品店に並び始めています。

変色しないリンゴは遺伝子サイレンシングによって褐色を引き起こすポリフェノールオキシダーゼという酵素の生成を抑えることで作られています。

このリンゴにはパッケージに「遺伝子組み換え」と表記されていないことも議論を呼んでいます。2016年から施行された法律によって企業は製品が遺伝子組み換えされているかいないかを表明する必要があると規定されたのですが、「パッケージに」とは指定されていないためです。オカナガンのウェブサイトには遺伝子組み換えであることが表記されており、また、パッケージのQRコードの読み取り先でも商品の情報についての詳細が明記されていますが、「商品のQRコードを読み取って情報を得る人は少ないはず」と指摘されています。

一方で、アメリカでは消費者のうち57%が「遺伝子組み換え食品は危険」と考えているのに対し、科学者のうちこのような考えを持っている人は11%です。このことから、科学者の中には遺伝子組み換えリンゴが「遺伝子組み換え食品を消費者に慣れさせてくれる」と考えている人もいるとのこと。


切ったリンゴが茶色になるのは、リンゴに含まれるポリフェノールの一種であるエピカテキンやクロロゲン酸が、ポリフェノールオキシダーゼという酸化酵素によって空気と反応して酸化し、変色するからです。塩水につけるとナトリウムイオンが酵素の働きを抑え、酸化を防ぐのでリンゴが変色しません。ビタミンCもポリフェノールの酸化防止作用があります。

ポリフェノールオキシダーゼの活性を抑えることで、リンゴ全体のポリフェノール量が増えるのか知りたいと思いました。下は遺伝子組換えの”Fuji”です。

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