緊急避妊薬のOTC化、賛成大多数のパブリックコメントを受けても、やはり「不可」

緊急避妊薬のOTC化、圧倒的世論を受けてもやはり不可
以下は、記事の抜粋です。


性交から72時間以内に飲むことで妊娠を回避でき得ることから“アフターピル”とも呼ばれている「緊急避妊薬」。OTC(大衆薬)化の可否判断は、賛成大多数のパブリックコメントを受けても、やはり「不可」だった。

11月15日に厚生労働省で開かれた「第3回医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」。可否を判断する会議メンバー16人のほとんどは医師か薬剤師。7月の第2回会議で緊急避妊薬のOTC化案は反対意見多数だった。

この時に上がった意見としては、「医師による性教育の機会が失われる(日本医師会)」「薬剤師が説明できるとは思えない(産婦人科医)」「将来的にインターネット販売可なので難しい(日本薬剤師会)」など。その結果、「時期尚早で否」(座長)の結論ありきという、異例のパブリックコメントが募集されることとなった。

緊急避妊薬に関するパブリックコメントは9月11日から1ヵ月間受け付けられ、全部で348件。賛成が320件、反対はわずか28件だった。パブコメを募集した他の医薬品(成分)に対してはいずれも数件の意見だったことからも、緊急避妊薬に対する世間の関心の高さがうかがえた。しかし、評価検討会議の結論は「不可」だった。

会議開催はまだ3回だが、今後の「OTC化の促進」は、早くも暗雲が立ち込めている。


以前の記事にも書きましたが、OTCとは”Over The Counter”の略で、街の薬局のカウンター越しに売られる薬、つまり市販薬のことを指します。医療薬から市販薬にスイッチすることを「スイッチOTC化」といいます。

緊急避妊薬が、性交後に望まない妊娠を避けるために飲む薬であることを考えると、現状のように医師の処方箋がないと買えない状況よりも、薬局で市販薬として買える方が良いと思います。ということで世界のほとんどで市販化されているのでしょう。

「医師による性教育の機会が失われる(日本医師会)」という理由は本当でしょうか?そんな機会は永久に来ないと思います、「薬剤師が説明できるとは思えない(産婦人科医)」なんて発言が本当なら、もっと薬剤師は怒るべきです。レベルの低い審査員が利益誘導の発言しかできないのは仕方がないとして、そういう当事者や利害関係者自身に審査させている国の姿勢に問題があると思います。パブリックコメントの募集がガス抜きのために形式的に行われていることは皆さんご承知だと思います。

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コメント

  1. 「医師による性教育の機会が失われる(日本医師会)」という理由は本当でしょうか?そんな機会は永久に来ない…という点に同感です。

    ゆうきゆう医師がやっちゃってますよね。
    グーグルさんで検索すると…
    http://bit.ly/2Am0Wtg
    こんな感じですから。

    やられた!妊娠したくない!という女性に緊急避妊剤は重要です。