クルミを食べると食欲を抑制する脳の一部(島皮質)が活性化される

クルミに食欲抑制効果があることが判明
以下は、記事の抜粋です。


栄養価の高いことで知られるクルミに、食欲の抑制効果があることが最新の研究で明らかになった。クルミを食べた後に、抑制心や自制心を司る脳の部位の活動が活発になることがわかったという。また、満腹感を促進し、ジャンクフードや体に良くない食べ物への欲求を軽減する効果もあるとされる。

今回、Beth Israel Deaconess Medical CenterのOlivia M. Farr氏らは、10名の肥満の人を対象に、それぞれ5日間ずつ2回の調査を行った。最初の5日間、被験者は、米国糖尿病協会が1日の摂取量として推奨するクルミ48グラムが含まれたスムージーを毎日飲んだ。そして2回目のセッションの5日間では、被験者は、1回目と同じクルミ入りスムージーを飲む日と、最初のスムージーと味はまったく同じで、栄養価もほぼ変わらないが、クルミが入っていないスムージーを飲む日をランダムに割り当てられた。

2回のセッションとも、最終日の5日目には、被験者にハンバーガーやデザート等の食欲をそそるイメージや、花や岩といったニュートラルなイメージ、さらに野菜類などの食欲をそそらない食品のイメージをそれぞれ見せながら脳のMRI検査を行った。

その結果、クルミを摂取した日には、被験者の抑制心を司る脳の部位の活動が活発になっていたことが明らかになった。つまりそれは、不健康で好ましくない食品に対する自制心が働きやすいことを示唆している。また被験者らは、クルミ入りスムージーを飲んだ日は、そうでない日に比べて空腹感そのものが軽減されたと報告したという。


元論文のタイトルは、”Walnut consumption increases activation of the insula to highly desirable food cues: A randomized, double-blind, placebo-controlled, cross-over fMRI study”です(論文をみる)。

機能的核磁気共鳴画像法 (fMRI) でクルミを食べるとその活動が活発になることが明らかになったとされる脳の部位は、島皮質(insula)とよばれる部位で、食べ物や薬物に対する渇望などの意識的な欲望との関連が示唆されているそうです。

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