ネコはイヌと異なりほとんど遺伝子を変えずに家畜化した

ネコは自ら家畜化した、遺伝子ほぼ不変、最新研究
以下は、記事の抜粋です。


イエネコ(家畜化したネコ)の拡散に関する研究の一環として行われたDNA分析から、ネコは人間が家畜化したのではなく、自ら人と暮らす道を選んでいたことが明らかになった。

研究者らは、古代ルーマニアのネコの死骸からエジプトのネコのミイラ、現代アフリカのヤマネコに至るまで、過去9000年間に存在した200匹以上のネコのDNA調査を行った。 驚くべきことに、野生のネコとイエネコの遺伝的な構成に大きな違いは見られない。両者を区別する数少ない違いのひとつは、ぶち柄の毛皮であるという。

手前が「ぶち柄」です。

つまりネコは大きな変化を経ないまま、人間と一緒に暮らす仲間になったのだと、論文の共著者は言う。こうした成り行きは、家畜化された最初の動物であるイヌとは対照的だ。イヌは何らかの仕事をさせるために選択され、特定の習性を持つものが選ばれていった結果、現在のように多様な種に分かれることになった。


元論文のタイトルは、”The palaeogenetics of cat dispersal in the ancient world”です(論文をみる)。

ヒトに近づく以前から、ネコはネズミを追いかけて暮らしていた。ヒトの農耕文化の発達ととみにネズミはヒトの収穫した穀物を狙ってヒトの住居地域に侵入した。ネコはネズミの後をついてきた。ネズミを退治したい人間たちと、互いに利益のある共生関係を築いていった。ということのようです。

そのうち、カラスやイノシシもペットになるかもしれません。

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コメント

  1. ご紹介のNature論文にある冒頭の一文から
    “The cat has long been important to human societies as a pest-control agent…”
    単にロシアの美術館で「ネズミが増えすぎないように」ではなく、
    人類社会のために「pest=有害小動物、疫病」を制御する「エージェント=ユーザーに忖度して仕事する主体」だったのですね、猫さまは。

    道理で、我が家のムギちゃんも、以前いた、どの猫さまも、ゴロゴロ言って、スリスリしてくるわけです。

    そういうふうに忖度してくれるので、先生のお宅の猫さまは、ポチだったのですね。
    私の原家族で最初の犬は、柴犬の血が濃かったせいか(?)天気予報ができるため、“Tech”と命名されました。気象観測衛星がなくて、富士山レーダーだけだったときは、大変だったんですよね、先生、お若いのか存じませんので、富士山レーダーだけだった頃の記憶があるか、富士山レーダーさえなかった時代の記憶があるか、存じませんが。
    気象も宇宙も宇宙天気も自前の観測衛星が飛ばせるようになって、本当に良かったと思います。これも全部、「あのバカ」=糸川のオジサンのお蔭です。