「サコージュ」or「サ高住」?

はじめて「サコージュ」という言葉を聞いたときは、どこかのフレンチレストランかと思いました。ービス付き齢者向け宅でした。「サ高住」の定義は、サ高住の事故、1年半で3千件超 半数以上、個室で発生という朝日の記事によると以下の通りです。


2011年10月に高齢者住まい法の改正で創設された。60歳以上か、要介護認定を受けた60歳未満が主な入居対象。入居者は自分でサ高住を選び、安否確認と生活相談以外のサービスが必要ならば別途、介護事業者などと契約する必要がある。バリアフリーや個室25平方メートル以上などハード面での登録要件もある。株式会社も参入可能で、新築や改修には国の補助金があり、17年度予算では320億円規模。4月末時点の登録数は全国で21万7775戸。


上の朝日の記事には、「安否確認が義務づけられたサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)で、2015年1月から1年半の間に、死亡や骨折など少なくとも3千件以上の事故が報告されたことがわかった。制度上は民間の賃貸住宅に近いが、要介護者が入居者の大半を占める例も多く、国土交通省が改善に乗り出す。」と書かれています。

全国約21万戸で1年半におこった事故が3千件以上というのが「多い」と言いたいような記事にみえますが、一人暮らしの高齢者の事故率と比べれば低いのではと思います。そのための「サ高住」ですから、、、

記事には、「サ高住は、1日1回の安否確認と生活相談が義務付けられている。夜間は緊急通報システムがあれば、職員常駐は不要。事故報告書では、半数以上の1730件が個室で起き、そのうち991件は職員が手薄になりがちな午後5時~翌午前9時。」と書かれていて、職員が手薄なことが問題のように書かれていますが、職員を手厚くすれば「サービス料」が高くなります。

記事によると、サ高住は制度上は民間の賃貸マンションに近いが、入居者の88%が要介護認定(要支援を含む)を受け、要介護3以上の重度者も30%と「介護施設化」が進んでおり、入所者の4割が認知症というデータもあるそうです。

国交省は職員が手薄なサ高住に、手厚い介護が必要な人が入るなどのミスマッチを防ぐとしていますが、要は1)介護施設が不足している、2)補助金目当てにサ高住を作る人がいる、などの状況が改善しない限りミスマッチはなくならず、「利用者が選択できる環境」などは遠い遠い夢だと思います。

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