成人急性虫垂炎の抗菌薬治療、8年後の再発率は14%

成人急性虫垂炎の抗菌薬治療、8年後の再発率は?
以下は、記事の抜粋です。


虫垂炎の抗菌薬治療における長期の有用性をみるために、スウェーデン・ヨーテボリ大学のK. Lundholm氏らは、急性虫垂炎疑い患者に対する抗菌薬単独治療後の長期再発率を調べた。


元論文のタイトルは、”Long-Term Results Following Antibiotic Treatment of Acute Appendicitis in Adults”です(論文をみる)。

The cumulative probability for relapse of appendicitis demanding appendectomy was: 0.09, 0.12, 0.12 and 0.13 at 1-, 2-, 3- and 5-year follow-up, with a probability of 0.86 ± 0.013 without appendectomy after 8 years.

ということで、急性虫垂炎を抗菌薬(抗生物質)で治療した場合、8年間での再発率は14%だったそうです。学生の頃、虫垂炎の手術を多く行っていた外科医が自分が虫垂炎によると思われる腹痛の時には何度も抗菌薬で「散らし」ていたことを思い出しました。

しかし、他の論文によると虫垂結石がある合併症のない虫垂炎の場合は手術が勧められるようです。

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コメント

  1. 「急性虫垂炎を抗菌薬(抗生物質)で治療した場合、
    8年間での再発率は14%」
    それですね、
    「船医になるには、あらかじめ虫垂を取っておく必然性はない」
    と言えます。しかし、何度も何度も急性虫垂炎を抗菌薬(抗生物質)で治療した場合、虫垂で悪性腫瘍が発症することもあるということを父は身を持って示しました。開腹手術をした際には、既に骨盤に癒着しており、骨盤も切除してしまうと歩けなくなるので、やめまして…
    放射線治療も考えようよ〜と言ったのに、「放射線治療は嫌いだ!」と申しまして、あれこれ抗がん剤を試しているうちに落命しました。
     「放射線治療が嫌い」なのは、父本人が戦争被ばく者というわけではないものの戦争被ばくPTSDだからでしょうね。感情的になってしまって、冷静に考えることができませんでした。