10カ月着地せず、滑空中に睡眠か 欧州に飛来の渡り鳥

10カ月着地せず、滑空中に睡眠か 欧州に飛来の渡り鳥

以下は、記事の抜粋です。


夏の欧州に飛来する渡り鳥ヨーロッパアマツバメが、約10カ月間にわたり一度も着地せずに越冬地のアフリカとの間を往復していることがわかった。飛行状況を記録できる小型装置を鳥の体に取り付けて確かめた。鳥類の連続飛行記録としては最長とみられるという。

ヨーロッパアマツバメは、全長20センチほどで、春先に欧州などに渡って巣を作り、秋以降はアフリカ南部で冬を越す。飛ぶのに適した流線形の体形で、ヒナを育てる約2カ月間以外は、食事も空中で昆虫を捕まえて済ますなど、生活の多くを飛びながら過ごすことで知られていた。

2013~14年にスウェーデンに飛来した計47羽を捕獲し、背中に飛行状況を記録できる装置(約1g)を装着。翌年以降に戻ってきた13羽の記録を分析したところ、越冬地のアフリカを往復する約10カ月間のうち99.5%以上の時間を空中で過ごしていた。一度も着地しなかった個体も複数いたという。

アマツバメの仲間は長い間飛び続けることで知られており、別の種類で約半年飛び続けたという報告もあった。夜明けごろ数キロ上空まで上昇して滑空する習性があり、その際に眠っている可能性があるという。


元論文のタイトルは、”Annual 10-Month Aerial Life Phase in the Common Swift Apus apusです(論文をみる)。

この研究で調べられたツバメは”Common Swift”と書かれているので、ごく普通のアマツバメのようです。飛行活動と明暗を同時に記録できる小型の装置を開発したことが今回の研究成果につながったと思われます。

立ったまま眠るのも怖いのに、飛びながら眠るとは、、、。あと、育雛期間以外は99%以上、空中で過ごすというのも驚きです。