高コレステロール治療薬プラルエント®(アリロクマブ)が新発売 2剤目のPCSK9阻害薬

サノフィ 高コレステロール血症治療薬プラルエント皮下注を新発売 2剤目のPCSK9阻害薬

以下は、記事の抜粋です。


サノフィは9月5日、高コレステロール血症に用いるPCSK9阻害薬プラルエント®(一般名:アリロクマブ(遺伝子組換え))を同日に新発売したと発表した。4月に登場したレパーサ®に続く2剤目のPCSK9阻害薬となる。

薬価は75mgが2万2948円、150mgが4万4481円。 血中のLDLコレステロール(LDL-C)値に影響を与える酵素PCSK9を標的にした抗体医薬。LDL受容体を分解するPCSK9に結合することで、分解を阻害し、LDL-Cの取り込みを促し、血中のLDL-C値を減少させる。

通常、成人には75mgを2週に1回皮下投与。効果不十分な場合には1回150mgに増量できる。原則としてスタチン製剤と併用する(日本人における単独投与での有効性及び安全性は確立していない)。

心血管イベントの発現リスクが高く、スタチン製剤で効果不十分な家族性高コレステロール血症、高コレステロール血症を効能・効果とする。


PCSK9阻害薬がコレステロールを下げるメカニズム、あるいは価格などについては、本ブログでも何度か説明してきましたので関連記事をご覧ください。

以前のブログで、PCSK9の機能を阻害するヒトモノクローナル抗体では、アムジェン(アメリカ)のevolocumab(エボロクマブ、レパーサ®(Repatha))とサノフィ(フランス)のalirocumab(アリロクマブ、Praluent®)とが激しく先陣を争っていることを紹介しました(記事をみる)。アメリカではアリロクマブ(プラルエント®)の承認が早かったのですが、日本ではアステラスが共同開発したエボロクマブ(レパーサ®)が一足早く(本年の4月に)承認されました。

本薬やレパーサ®などのPCSK9阻害薬が対象としている「既存の脂質低下療法を受けているにもかかわらずLDL-Cの管理目標を達成できないハイリスク患者」の選択が重要だと思います。閉経や甲状腺機能低下症などの原因を無視して単にスタチンが効かないという理由でPCSK9阻害薬が投与される可能性はないでしょうか?

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