抗体のaducanumabはアルツハイマー病に関連するヒト脳でのアミロイド沈着を軽減する

標的はアミロイド:抗体のaducanumabはアルツハイマー病に関連するヒト脳でのアミロイド沈着を軽減する

以下は、記事の抜粋です。


2016年9月1日発売のNature誌の表紙は、抗体aducanumab(アデュカヌマブ)によるアミロイド斑の減少を示すPET画像を掲載している。この例では、脳でのベースライン(投薬前)のアミロイド沈着状態と54週にわたるaducanumab投与後の沈着状態を比較できる。aducanumabは組換えヒトモノクローナル抗体で、アルツハイマー病の神経変性過程に関わっていると考えられているアミロイドβ(Aβ)ペプチド凝集体を選択的に標的とする。

今回、アルツハイマー病の前駆症状を示す患者、あるいは軽度のアルツハイマー病患者にaducanumabを月に1回静脈内注入するという臨床試験の中間結果が報告された。aducanumabの投与は脳のAβ斑を減少させ、この作用は臨床的な認知機能低下の投与量依存的な鈍化を伴っていた。


元論文のタイトルは、”The antibody aducanumab reduces Aβ plaques in Alzheimer’s disease”です(論文をみる)。

アルツハイマー病の神経変性過程に関わっていると考えられているアミロイドβ(Aβ)ペプチド凝集体を減らすというマウスでの報告はあっても、ヒトで再現できて臨床応用されることはありませんでした。

この結果がNatureに掲載されたから信じる訳ではありませんが、本当ならスゴイことになると思います。