糖質制限ダイエットは減量効果があるも、LDLコレステロールの値が上昇する

低炭水化物ダイエットは減量効果があるも、悪玉コレステロールの値が上昇する
以下は、記事の抜粋です。


低炭水化物ダイエットとは白米や麺・パンなどの炭水化物を控えた食事をとるというもので、体重の減量効果を期待できるダイエット法です。

ノルウェー・オスロ大学などの研究チームは、関連する11件の研究論文を基に1369人分のデータを統合し、食事療法を行っている人々から低炭水化物食を摂取するグループと低脂肪食を摂取するグループに分け、データの解析を実施しました。

その結果、低脂肪食を摂取するグループに比べ、低炭水化物食を摂取するグループの方が体重が減少していることが判明しました。しかし、低炭水化物食を摂取するグループはLDL(悪玉)コレステロール値が上昇しやすいことも判明しました。

研究論文では、次のようにコメント付けされています。「低炭水化物食ダイエットは体重減量の効果があることを示唆できましたが、同時にLDLコレステロール値の上昇によって心血管リスクの危険性も示唆できました。」


元論文のタイトルは、”Effects of low-carbohydrate diets v. low-fat diets on body weight and cardiovascular risk factors: a meta-analysis of randomised controlled trials.”です(論文をみる)。

論文をみると、低炭水化物ダイエットは低脂肪ダイエットと比べて、体重は2.17kg減ったがHDLとLDLがそれぞれ0·14 mmol/lと0.16 mmol/l増えたということです。通常、日本ではmg/dlという単位でコレステロールの数値を表し、基準値は 65~139 mg/dL未満です。

論文のLDLコレステロールが0.16 mmol増加というのは、換算すると0.16 x 38.67=6.187 mg/dlの増加です。通常のカロリー制限ダイエットなどでは、体重が減るとLDLコレステロール値も減るので、これは有意な増加かもしれません。

論文では6ヶ月以上継続したヒトを対象としていますが、更に長く続けたらどうなるのかな?と思いました。