「エコノミークラス症候群」という呼称はやめましょう!

14人がエコノミークラス症候群、女性3人重体
以下は、記事の抜粋です。


地震による避難生活が続くなか、熊本県内の2病院で4月18日までに、男女計14人が肺塞栓症(エコノミークラス症候群)と診断され、うち女性3人が意識不明の重体となった。

済生会熊本病院では、30~70歳代の男女計10人が肺塞栓症と診断された。このうち、50~60歳代の女性3人が意識不明の重体。10人は車中泊をしており、17日朝以降に搬送されるなどしたという。

熊本赤十字病院では、4人が肺塞栓症と診断された。いずれも車内で避難生活を送り、17日に体調不良を訴えた。4人のうち3人は60~70歳代の女性。救急搬送された60歳代の女性は14日の「前震」後、「余震が怖くて屋内では眠れない」と自宅を出て3日間、車内で避難生活を続けていた。

肺塞栓症は、脱水症状からできた血栓が肺の血管に詰まるなどして発症する。呼吸困難で、意識を失うなど命にかかわることもある。車中など狭い場所で、体を動かさずに寝泊まりしていると、かかりやすいとされる。


マスコミは面白がって使っているのかもしれませんが、この「エコノミークラス症候群」という名前はやめた方が良いです。ビジネスクラスなら、酒を飲んでジッと寝こんでいても起こらないと思う人がいるかもしれません。「肺塞栓症」の方が、静脈でできた血栓が肺に飛んでおこる病気であることが良くわかるはずです。

血栓が静脈でできないためには、ビジネスクラスに乗るだけではダメで、動いたり水分を多めにとったりする必要があります。肺塞栓症が女性に多いのは、災害時などではトイレが混むので、水分を控える傾向が女性に強いからだと思います。弾性ストッキングの配布も重要ですが、避難所の周辺に女性用の簡易トイレを多く設置する必要があります。