米国の麻疹流行、ワクチン拒否で拍車

米国の麻疹流行、ワクチン拒否で拍車
以下は、記事の抜粋です。


米国で近年発生した麻疹流行に関する調査で、感染者の半数以上が予防接種を受けていなかったことが明らかにされた。その多くは宗教、信条などの非医学的理由によるものだったという。

麻疹や百日咳は感染力が強く、ワクチンを接種する人が減少すると集団免疫の効果がなくなり、ウイルスが拡散してしまう。

しかし、本研究を実施したVarun Phadke氏によると、非医学的理由でのワクチン接種拒否はこの20年で着実に増えており、各州がワクチン免除の条件をもっと厳しくする必要があるという。2014年に麻疹流行が発生し111例の患者を出したカリフォルニア州では、非医学的理由によるワクチン免除を排除する法令が通過した。

今回の研究では、麻疹に関する18件の既存研究をレビューした結果、計1,416症例のうち57%がワクチン未接種であることが判明した。このうち詳細なデータが得られた約1,000例のうち、600例弱はワクチン接種に適格であるにもかかわらず接種を受けておらず、71%は宗教や信条による理由から拒否していた。残りは医学的理由による未接種だった。


元論文のタイトルは、”Association Between Vaccine Refusal and Vaccine-Preventable Diseases in the United States: A Review of Measles and Pertussis”です(論文をみる)。

ミシガン大学のMatthew Davis氏が仰るように、「ワクチンは人々を多くの疾患から守るための最も有効で安全な手段の1つ」なのは明白なのですが、問題は非医学的な理由(本人はそう思っていない可能性あり)で拒否するヒトが多くいて、不思議にその数が増えていることです。

アメリカでは、宗教と信条が非医学的理由の主なものなのかもしれませんが、日本ではそれにセンセーショナルなメディアが追加されると思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする