アベノミクスは太平洋戦争に似ている

壊死してゆく日本経済:『マイナス金利』

この記事は「アゴラ」に掲載された池田信夫氏による書評です。対象となった書物は、「マイナス金利―ハイパー・インフレよりも怖い日本経済の末路」という徳勝礼子氏による単行本です。

出版は2015年12月なのに、2016年2月に導入された「マイナス金利」を予億していることがすごいのと、池田氏が引用している以下の部分がおもしろいので紹介します。今読んでいる本が終わったらぜひ読みたいと思います。


アベノミクスは太平洋戦争に似ている、と著者はいう。まず「デフレ脱却で成長する」という目標を掲げ、「2年で2倍」の異次元緩和で奇襲攻撃をかけ、短期決戦で勝負をつけるはずだった。それが失敗してもずるずると戦線を拡大し、ボロボロになっても戦争をやめられない。それは人口減少と高齢化の進む日本で、高度成長の悪い夢を見ているからだ。


「マイナスの悪循環を断ち切るには、低成長時代に適応した政策に転換し、社会保障を見直して財政規律を取り戻すしかない。」という意見に私も賛成です。