抗PD-1抗体「オプジーボ®」(ニボルマブ)、頭頸部癌にも延命効果

【米BMS】抗PD-1抗体「オプジーボ」、頭頸部癌で延命効果示す
以下は、記事の抜粋です。


米ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)は、プラチナ製剤で抵抗性を示す再発・転移性頭頸部扁平上皮癌(SCCHN)患者を対象とした抗PD-1抗体「オプジーボ」(一般名:ニボルマブ)の第III相試験「CheckMate-141」で、ニボルマブ単剤療法群が対照群の治験担当医師が選択した治療法群に比べ、有意な延命効果を示したとの速報結果を発表した。独立データモニタリング委員会による評価で主要評価項目を達成したことが認められたため、試験の早期終了を決めた。今後、最終データの解析を完了させ、結果を公表する。

同試験は、プラチナ製剤による治療後6カ月以内に進行したSCCHN患者361人を対象とした試験。ニボルマブ3mg/kgを静脈内投与する群と、治験担当医師がセツキシマブ、メトトレキサート、ドセタキセルのいずれかを選択して投与した群を2:1の割合で無作為に割り付け、有効性と安全性を評価した。


抗PD-1抗体「オプジーボ®」(ニボルマブ)は、転移性の悪性黒色腫患者、プラチナ製剤による化学療法での治療中または治療後に転移性の非小細胞肺がん患者(NSCLC)、血管新生阻害薬での治療歴を有する進行腎細胞がん(RCC)患者に対する適応がアメリカでは認められています。

がんに対する細胞性免疫(チェックポイント)を活性化するという、どんながんにも効きそうなメカニズムのため、ほとんどあらゆる種類のがんで臨床試験が行われています。肺の扁平上皮癌に有効だったので、同じ扁平上皮癌である頭頸部癌に効いても不思議はないのですが、すごい勢いです。

あとは、PD-L1 発現との関連など、「オプジーボ®」(ニボルマブ)がどんながんに効いてどんながんに効かないのか、どのような副作用があるか、などを明らかにすることが課題だと思います。

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コメント

  1. やす より:

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    tak先生、できましたら教えてください。
    「どんながんにも効きそう」ということですが、肉腫に対してはどうでしょうか?
    私は骨肉腫に関心があります。

  2. tak より:

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    >やすさん
    https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT02500797
    https://www.mskcc.org/cancer-care/clinical-trials/15-195
    などのサイトをみてみましたが、まだアメリカでも臨床試験の途中で結論は出ていないようです。

  3. やす より:

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    >takさん
    どうもありがとうございました。