シミュレーション「中国は5日で日本に勝利」:米ランド研が米国は尖閣に関わるなと警告

日中開戦「僅か5日」で敗北、米国は尖閣を見捨てる
衝撃のシミュレーション「中国は5日で日本に勝利」:米ランド研が警告、米国は尖閣に関わるな

アメリカの軍事研究所ランド研(the Rand Corporation)が、尖閣諸島を舞台とした日中衝突、日米同盟の顛末についてのシミュレーションの結果を”Foreign Policy”誌に発表しました(レポートをみる)。以下は、そのシミュレーションの抜粋です。下の記事の方が詳しいですが、要点は変わらないので上の記事から抜粋しました。


<1日目>
日本の極右が尖閣諸島に日本国旗を立てたことに対し、中国が艦船を派遣して日本の活動家を拘束する。
<2日目>
日本は艦船と戦闘機を尖閣諸島に派遣。日本は日米同盟の履行を求め、米国は日本本土防衛への支援と日本沿岸への潜水艦の派遣。
<3日目>
衝突発生後、中国の艦船が日本の艦船2隻を撃沈、米国潜水艦も中国の駆逐艦2隻を撃沈、日本と中国の死者数百名に。
<4日目>
中国のサイバー攻撃によって、カリフォルニアの送電システムが被害を受けてロサンゼルスとサンフランシスコが大停電、ナスダックのシステムが操作されて金融パニック発生。中国のミサイル攻撃で自衛隊は深刻な打撃を受ける。
<5日目>
中国は日本の海上兵力の20%を掃討し、日本の経済的な中心地に狙いを定める。米国は日本からの中国船に対する攻撃依頼を拒否、代わりに自衛隊の撤退を支援。中国は勝利宣言を実施。


上のレポートは、以下のように結論しています。2つの記事を総合して抜粋しました。


(1)同盟には「巻き込まれる」という危険な面もある。
(2)日本との相互防衛条約による対日防衛義務の多くは履行するのは難しい。中国の膨大なミサイル保有量を考えれば難しく、日本は脆弱である。
(3)10年前の日本ならば単独で尖閣諸島を防衛できただろうが、人民解放軍の近代化で全てが変わった。
(4)米空母は中国の対艦ミサイルに対して脆弱な存在である。
(5)日米中におけるナショナリズムは事態を悪化させ、各国の政策決定者の選択肢が制限される。


そして、レポートは、以下のように提言していると書いています。


中国に日米同盟は惨敗して多大な被害を出すことが予測されるため、米国は尖閣諸島で何が起きても無視をするべき・・・、ということが提言されています(アゴラの記事)。

「不毛の島」を巡る日中の争いは最終的に米中戦争を引き起こす可能性が高いので、米国は無視するべき(JBの記事)。


このレポートを受けてアゴラの記事は、「安倍政権が現実を見据えた外交・安全保障政策を実行してくれること」を期待し、JBの記事は、「どうすればたった5日間で尖閣諸島を奪われるという屈辱的な事態に至らないで済むのか、自衛隊のあるべき戦力構成や作戦構想について真剣に議論すべき」だと結んでいます。

上の記事をみると、尖閣を領有していてもいなくても、現代の潜水艦ミサイルを中心とした局地戦には関係がないので、尖閣には軍事的な価値があまりないように思いました。また、海底資源があるとしても、エネルギーや資源需要の将来を考えれば、経済的な価値もあまりないように思います。我々も、「不毛の無人島」に何が起きても無視するのが良いのではないでしょうか?

Get Ready, America: Are China and Japan Destined for War?

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