抗PD-1抗体「オプジーボ®」(ニボルマブ)、肺癌に適応拡大

【小野薬品】オプジーボ、肺癌に適応拡大‐癌免疫療法では国内初
以下は、記事の抜粋です。


小野薬品は、抗PD-1抗体「オプジーボ点滴静注20mg・同100mg」(一般名:ニボルマブ)について、「切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌(NSCLC)」の国内適応追加承認を取得した。免疫チェックポイント阻害剤では国内で初めてNSCLCの適応を取得した。悪性黒色腫に続く二つ目の癌腫。

同社は昨年9月に世界に先駆けて、悪性黒色腫の適応でオプジーボを国内発売した。今年度の中間期売上高として30億円を計上し、将来的に成長を牽引する大型製品として期待をかけている。


2015年の統計予測によると、肺がんの罹患者数は、133,500で大腸がんの135,800に次いで第2位です。死亡者数では、77,200で第2位の大腸がんの50,600を大きく引き離して第1位です。

肺がんは、非小細胞がんと小細胞がんに分けられ、非小細胞がんは肺がんの約80%を占める最も高頻度の肺がんです。非小細胞がんはさらに、扁平上皮がんや腺がんなどに分類されますが、ニボルマブ(オプジーボ®)は、いずれにも有効だと報告されています。以前の記事で、「PD-L1 発現量にかかわらず、進行扁平上皮非小細胞肺癌(NSCLC)患者にこの薬が使われたら、大変なことになると思います。」と書きましたが、その大変なことがおこりそうです。

薬価は、オプジーボ点滴静注100mg、729,849円/瓶です。1回2mg/kg(体重)を3週間間隔で点滴静注します。体重50kgのヒトでも100mg1本約73万円を1回で使います。「日本発の画期的新薬」であることは間違いないと思いますが、日本の医療制度あるいは社会保障制度に与える金銭的なインパクトもかなりのものでしょう。

関連記事
一般メディアでも話題になってきた「免疫チェックポイント阻害剤」
PD-L1 発現量にかかわらず、ニボルマブ(オプジーボ®)は進行扁平上皮非小細胞肺癌に有効
オプジーボ®(一般名:ニボルマブ、抗PD-1抗体)が肺扁平上皮がんにも効果があるかもしれない
チェックポイント阻害薬 オプジーボ 重大副作用に1型糖尿病 国内で関連症例5例報告