チェックポイント阻害薬 オプジーボ 重大副作用に1型糖尿病 国内で関連症例5例報告

オプジーボ重大副作用に1型糖尿病 国内で関連症例5例報告
以下は、記事の抜粋です。


厚生労働省は11月24日、メラノーマ治療薬「ニボルマブ製剤」(商品名:オプジーボ)の使用上の注意で、重大な副作用に1型糖尿病を追記するよう改訂指示を発出した。劇症1型糖尿病を含む1型糖尿病関連の国内症例が集積したことなどから、改訂が適切と判断した。

オプジーボは抗PD1抗体の抗悪性腫瘍薬で、根治切除不能なメラノーマを効能効果として2014年9月に販売を開始した。改訂理由などによると、直近3年度の国内副作用症例として1型糖尿病関連症例が5例報告されており、このうち4例で因果関係が否定できないという。


発売から本年10月31日までのオプジーボ点滴静注重篤な副作用一覧によると、重篤な1型糖尿病の例は、1. 70歳台、2. 60歳台、3. 50歳台、4. 年齢不明、5. 60歳台の5名で、すべてが女性です。
1型糖尿病は、主に自己免疫によっておこる病気です。自分の体のリンパ球がインスリンを産生する膵臓のランゲルハンス島β細胞を破壊してしまうことで発病します。過去のウイルス感染などをきっかけに小児期に起こることが多いため小児糖尿病とも呼ばれています。

このような病気が、中年以降の複数の女性に発症したことは、ニボルマブ(抗PD1抗体)の投与によって、ブレーキを外されたリンパ球がラ氏島のβ細胞を攻撃するようになったのかなと思わせます。やはり、効く薬には副作用がありますね。