多様な食品を組み合わせた食事は健康に悪い

「多様な食品を組み合わせましょう」アドバイスは代謝的健康を悪くするかも
以下は、記事の抜粋です。


多様な食事、つまりなるべく多くの種類の食品を食べることは、食事の質を低下させ、代謝的健康を悪くするかもしれない、という報告。

「いろいろなものを適度に食べよう」というのは長く推奨されている食事パターンである(例えば日本でも「1日30品目」「多様な食品を組み合わせましょう」といった標語がかつては使われていた)が、疫学的なエビデンスはほとんどないという。

米国の6,814名のデータを用いて、研究チームは食事の多様性を異なる指標に基づいて測定した。すなわち、食品数(1週間に食べた食品の種類)、均等性(各々の食品のカロリー配分)、不同性(代謝的健康に与える影響の異質性。食物繊維、ナトリウム、トランス脂肪など)といった指標を用いた。

研究チームは、食事の多様性と5年後のウエスト長の変化、10年後の2型糖尿病の罹患率を比較した。ウエスト長は体幹部脂肪と代謝的健康の重要な指標である。

食品数と均等性を評価したところ、5年後のウエスト長も10年後の糖尿病も関係が見られなかった。つまり、多様性が高くてもより良いアウトカムは得られなかった。最も不同性の高かった参加者は実際のところ体幹部脂肪をより多く増やし、最も不同性の低かった参加者に比べて、ウエスト長は120%高まった。


元論文のタイトルは、”Everything in Moderation – Dietary Diversity and Quality, Central Obesity and Risk of Diabetes”です(論文をみる)。

これまでの「常識」を否定するとても興味深い研究結果です。食品の多様性が増える場合、加工肉、デザート、ソーダのような不健康な食品が選択されることが多いということのようです。あるいは、多様性が増えた分だけ摂取量が単純に増えただけかもしれません。

単に「多様性」ではなく、バランスのとれた質の良い食事を摂るようにしましょう。

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コメント

  1. あ* より:

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    「単に『多様性』ではなく、バランスのとれた質の良い食事を摂るようにしましょう」
    という点に同感です。
    さらに、当人の腸内細菌叢の状態に依存して「食べ合わせ」の悪いものがあるようです。今後の研究を待たないと全貌は明らかになりませんが、
    「何でも食べましょ、よく噛んで」
    http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/obentou.html
    というだけでは済まないようです。
    また、同じハーブでも月齢に依存して成分が微妙に違い、フレッシュな状態で収穫したハーブを、摂取した女性の側の体調も月齢に依存して違い、効果に差があるという経験則があるので、食事の構成を、食品の成分だけで研究して決めようとすると、ダメであることは自明です。
    食品の成分だけ研究して、合理的に食事の構成が決められるという非科学的な思い込みが勘違いだと気づく人が今、増えつつあるようです。