今年のノーベル生理学・医学賞は、「免疫制御分子の発見とがん治療への応用」か?

2015年ノーベル生理学・医学賞を予想する① 免疫制御の分子の発見とがん治療への応用
以下は、記事の抜粋です。


私の予想は、このお二人の共同受賞です!

ジェームズ・アリソン(James P Allison)博士(1948年生まれ)
本庶 佑(ほんじょ たすく)博士(1942年生まれ)

なぜこのお二人かというと、がん治療の新しい道を切り拓いたからです! 免疫でがんを治すという研究です。 ただし、従来の免疫治療とは発想が違います。

はじまりは1995年、アリソン博士のある発見でした。その当時は免疫を活性化させる分子に注目が集まり、さまざまな病気の治療薬が期待されていました。しかし、彼の発見はその逆で、免疫の働きを抑える分子だったのです。

アリソン博士の狙いは、免疫システムのブレーキを解除することでがん細胞への攻撃を行わせることにあったのです。アリソン博士は、ガードナー国際賞を2014年に受賞。さらに今年2015年はラスカー賞の臨床部門に輝きました。

そして、本庶博士は別の抑制分子を発見し、東洋のノーベル賞とも言われる唐奨(唐賞)を2014年にアリソン博士と共同受賞しています。

アリソン博士と本庶博士は、T細胞の活性化を抑えるシステムに役立っている分子をそれぞれ別々に発見しました。アリソン博士は1995年にCTLA-4分子を初めて発見しました。本庶博士は1992年にPD-1分子の遺伝子を見つけ、1998年にはPD-1分子が実際にT細胞の興奮を抑えることを明らかにしました。


私も上の記事を書いた沈晨晨さんのご意見に賛成です。沈さんの説明はとてもわかり易いので、興味を持たれた方は是非本文をお読みください。

CTLA-4あるいはPD-1の機能を阻害して、がんに対する細胞性免疫を活性化するモノクローナル抗体は「免疫チェックポイント阻害剤」として既に臨床で用いられ、悪性黒色腫などの治療において素晴らしい成果をあげています。「免疫チェックポイント阻害剤」については、私も本ブログで何度も紹介していますので、お読みいただければ幸いです。

あと2週間、10月5日(月曜日)を楽しみに待ちましょう。

コメント

  1. 干し柿 より:

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    先週末10月2日にFDAがOpdivo/Yervoy コンボを承認したのは何かの前兆でしょうか。
    http://news.bms.com/press-release/bristol-myers-squibb-receives-approval-us-food-and-drug-administration-opdivo-nivoluma