キスや性交でアレルギー緩和!? イグ・ノーベル賞

キスでアレルギー緩和=日本人医師にイグ・ノーベル賞
以下は、記事の抜粋です。


独創的でユーモラスな研究に贈られるイグ・ノーベル賞の今年の受賞者が9月17日、ハーバード大で発表され、アトピー性皮膚炎などアレルギー疾患の患者が恋人や配偶者とキスすると症状が緩和することを報告した大阪の診療所院長、木俣肇さん(62)が医学賞を獲得した。日本人のイグ・ノーベル賞受賞は9年連続。

木俣氏は、スギ花粉などにアレルギーを持つアトピー患者やアレルギー性鼻炎の日本人男女複数に、それぞれ個室で30分間、穏やかな音楽を聴きながら恋人らとキスしてもらったり、同じ環境で抱擁だけをしてもらったりする実験をした。

その結果、キスの後はアレルギー反応を引き起こす原因となる抗体の産生や特定のタンパク質の血中レベルが低下し、症状が弱まった。抱擁だけの場合、そうした変化はなかった。


対象になった木俣氏の論文のタイトルは以下の3つです(イグ・ノーベル賞のサイトをみる)。

“Kissing Reduces Allergic Skin Wheal Responses and Plasma Neurotrophin Levels” (論文をみる
“Reduction of Allergic Skin Weal Responses by Sexual Intercourse in Allergic Patients” (論文をみる)。
“Kissing Selectively Decreases Allergen-Specific IgE Production in Atopic Patients” (論文をみる)。

1つ目の論文によると、キスはダニとスギ花粉による皮膚の腫れは抑制するが、ヒスタミンによる腫れは抑制せず、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎の患者のnerve growth factor (NGF)、brain-derived neurotrophic factor (BDNF)、 neurotrophin-3 (NT-3)と -4 (NT-4) の血中レベルを下げたそうです。これらの因子の血中レベルを下げる効果は患者でのみ認められ、正常人では認められなかったそうです。

2つ目の論文の要旨をみると、キスだけでなく性交にも同様のアレルギー抑制効果があるようです。何となく、再現性に疑問があるような気はしますが、アレルギーのあるターゲットを口説く良い口実にはなると思います。