イヌの大きさも寿命の長さもIGF1遺伝子で決まる――大きなイヌは早く死ぬ

犬の種類によって大きさが全然違うのはなぜ?
以下は、記事の抜粋です。


アメリカ国立衛生研究所の研究グループは、143血統の3000頭以上の犬を解析し、犬の大きさを決めている遺伝子の変異を見つけ出しました。

その遺伝子はIGF1(インスリン様成長因子)という、成長因子の遺伝子でした。この遺伝子は、体のほとんどの部分の成長に関わっており、体の大きさだけでなく寿命にも関係があることが分かっています。驚くべきことに、小型の犬種ではこの遺伝子の中のわずかな部分が違っているだけで、体のサイズが小さくなっていることが分かったのです。そして、調べた小型犬はすべてこの違いをもっていたそうです。


Dogs, Dwarfism and Aging: Lessons From IGF1という記事に書かれているように、イヌのサイズがIGF1の遺伝子で決まることは2007年に既に論文で報告されています(論文をみる)。IGF1遺伝子のプロモーター領域やイントロン部分にある変異で、IGF1遺伝子の発現量が変化したことがイヌが小型化した理由のようです。

興味深いのは、IGF1が大きさだけではなく、寿命にも影響することです。大きなグレートデンは、せいぜい7年しか生きないのに比べて、小さなトイプードルは平均でも14年も生きるそうです。どうやら、高いIGF1レベルが成長だけではなく、加齢も促進しているようです(記事をみる)。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする