SGLT2阻害薬服用、昨年4月の発売から10人死亡

新型糖尿病薬服用、10人死亡 厚労省、適切使用指示へ
以下は、記事の抜粋です。


昨年4月以降に相次いで発売された新型の糖尿病治療薬を服用した患者10人が死亡していたことが、各製薬会社による副作用調査でわかった。因果関係は必ずしも明確でないが、脱水症を招き死亡につながったとみられる事例もあった。

新薬は「SGLT2阻害薬」で、患者数が多い2型糖尿病が対象。尿中の糖を体内に吸収させるたんぱく質の働きを邪魔し、体外に出して血糖値を下げる。利尿作用があり、体重を減らす効果もあるとして注目されている。国内で6製品が販売され、10万人以上が服用していると推定される。

朝日新聞が集計したところ、約3700人で約4800件の副作用報告があった。うち重篤なものは皮膚障害、尿路感染症、脱水症など630件で、10人が死亡していた。


SGLT2阻害薬は記事に書かれているように、尿中の糖を体外に出して血糖値を下げるのが作用メカニズムなのですが、浸透圧の作用によって糖と一緒に水も外に出ます。だから、脱水気味になるのは副作用というよりも薬理作用そのものです。

だから、十分な水分補給を指示しなければ、脱水のため、死亡至らなくても脳梗塞などのリスクが高くなります。脱水症になった事例では、水分補給が不足していたのでしょう。また、重篤な副作用として書かれている尿路感染症も、尿に細菌が好む糖が増えるわけですから、感染リスクが増えるのは当然です。

多くの「副作用」事例は、「新薬好き」の医師と6製品が一斉に売り出されたための製薬企業間の過当競争が生んだ結果かもしれません。どちらかといえば、使いにくい薬だと思います。私はまだ処方したことがありません。

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