デング熱の国内感染は昨年にもあったらしい

10代女性デング熱国内感染確認 約70年ぶり、埼玉県在住
以下は、記事の抜粋です。


厚生労働省は8月27日、埼玉県在住の10代日本人女性がデング熱にかかったと発表した。女性には海外渡航歴がなく、海外でウイルスに感染した人を刺した蚊を通じ国内で感染したとみられる。海外で感染した患者は年間200例程度見つかっているが、国内での感染は1945年以降、約70年間記録がないという。

女性は8月下旬に40度の高熱を出し、埼玉市内の病院に入院しているが、容体は安定しているという。国立感染症研究所などが女性の周辺に感染者がいないかなどの調査を進めるとともに、都道府県に情報提供した。デング熱はネッタイシマカなどが媒介するウイルスによる熱病。


おそらくこの記事が、今年8月の代々木公園を中心としたデング熱集団感染の最初の報道だと思います。この時点では、「海外で感染した患者は年間200例程度見つかっているが、国内での感染は1945年以降、約70年間記録がない」と書かれていますが、実際には昨年にも国内感染があったことが強く疑われます。

というのは、昨年8月19~31日、長野県上田市、山梨県笛吹市、広島県、京都府、東京都を旅行日本を旅行しドイツへ帰国したドイツ人女性(51)が、デング熱に感染しており、日本国内で感染した疑いがあると厚労省が今年の1月10日に発表しているからです(発表をみる)。

デング熱に関するQ&Aに書かれているように、「突然の高熱で発症し、頭痛、眼(か)痛、顔面紅潮、結膜充血を伴い、発熱は2~7日間持続します(二峰性であることが多い)。初期症状に続き、全身の筋肉痛、骨関節痛、全身倦怠感を呈します。発症後3~4日後、胸部、体幹から始まる発疹が出現し、四肢、顔面に広がります。症状は1週間程度で回復します。」というのが一般的な症状であると書かれています。

記事に書かれている10代の女性が、発熱以外にどのような症状を示したのかが明らかではないですが、典型的な発疹が出ていたとしても、海外渡航歴のない患者にデング熱を疑うことは非常に困難だと思います。2009年に神戸で新型インフルエンザが発見された時にも思いましたが、最初に患者を診てデング熱感染を疑い、診断した医師はとても優秀だと思います。是非、誰か表彰してあげてください。

昨年の夏デング熱を発症したドイツ人女性が代々木公園周辺に行ったのかどうか、すごく知りたいです。

関連記事
故 堀田進先生を偲んで

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. うさ より:

    SECRET: 0
    PASS:
    個人的に思うに・・・名医は、経験と直観が非常に良いように思います。
    まず、予防は蚊に刺されない様にします。

  2. やす より:

    SECRET: 0
    PASS:
    デング熱に関係なくてすみません。
    私の息子は骨肉腫を筋肉痛と診断され、治療が遅れました。それが原因かはわかりませんが、息子は亡くなりました。私が連れていった医院がよくなかったのか、お医者さんの力不足だったのか、と今でもつい考え続けてしまいます。