コレステロールで乳ガンのリスクが増加する可能性

コレステロールで乳ガンのリスクが増加する可能性
以下は、記事の抜粋です。


欧州心臓学会が主催する “Frontiers in CardioVascular Biology” で発表された Aston University(英国)の研究によると、高コレステロールによって乳ガンになるリスクが増加する可能性があります。

この研究で英国に住む女性 664,159人の医療記録を用いてコレステロールと乳ガンの関係を調査したところ、血中コレステロール値が高い女性では乳ガンのリスクが64%増加していたのです。 664,159人のうち、高脂血症だったのは 22,938人、乳ガンだったのは 9,312人、高脂血症があって乳ガンを発症したのは 530人でした。

この結果から、スタチン(コレステロール低下薬)を乳ガンの予防に利用できる可能性が示唆されます。


興味深い報告ですが、まだ学会報告のレベルですし、記事にも書かれているように、これまでに行なわれた複数の類似研究の結果はまちまちで、真逆の結果を報告しているものもあります。特に、今回の研究では、肥満という要因を考慮に入れていないことが問題として、指摘されています。

ということで、スタチンが乳がんの予防に効果があるという結論はまだ出せないでしょう。ただ、肥満and/or高コレステロール血症が乳がんリスクに関連する可能性は高いと思います。

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コメント

  1. あ* より:

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    日本の研究で「乳房が大きいほど、乳がんになりやすい」という話があったので、私個人は、脂肪が多い乳房は血液やリンパ液の循環が悪いからかも知れないと思ったことがあります。しかし、細胞1個あたりの発がん確率に換算してみないと、単に細胞数が多いから女性一人あたりの発がん確率で見ると「乳房が大きいほど、乳がんになりやすい」だけ…という可能性も排除できません。こういう疑問を(話を聞く側に)湧かせる医学部の多数派は、実験計画法の授業を受けたことがないのでしょうか?
    何処かの製薬会社の出向社員のやり方に問題があると気づかないで、あとで論文を取り下げる騒ぎになったり、病態の観察と分類に問題があるから何でも[発達障害]に分類されたり、[うつ病]や[統合失調症]がやたら増やされたり…こうしたスキャンダルも、解くべき問題の認識、問題の解き方、実験計画法の指導の不徹底から発生しているのかも知れません。