あなたは「遺伝子解析ダイエット」を信じますか?

【西武】牧やん「遺伝子解析ダイエット」で肉体改造だ
以下は、記事の抜粋です。


西武・牧田和久投手(29)が、「遺伝子解析ダイエット」に取り組む。今季は体重85キロだったが、「締まった体でキレを出したい」と理想体重を81キロに設定。解析の結果に従って体質に合った食生活を送り、万全の体調をキープする。

サブマリンは「口の中の粘膜をとって、どういった食事で太りやすい体質かを調べているところです」と切り出した。専門家による遺伝子検査で体質が分かれば、最善の食生活を送ることが可能という。現在は検査の結果待ちだが、すでに炭水化物を控えた“野菜生活”で体重は83キロに減少。遺伝子解析で得た情報を生かしつつ、最高のコンディションで新シーズンを迎える。


おそらく、このサイトに書かれているようなキットだと思われます。FTO遺伝子2種類(rs9939609、rs1558902)、ADRB3遺伝子(β3アドレナリンレセプター)、UCP1遺伝子(脱共役たんぱく質1)、ADRB2遺伝子(β2アドレナリンレセプター)などの「肥満関連遺伝子」を調べると書いてあります。説得力があります。

しかし、論文によると、FTO遺伝子は男性でのみ肥満に関連し、女性では関連しません。また、FTOでも他の遺伝子の場合でも、一番肥満になりやすい遺伝型だとしても、そうでない場合と比べて2倍以上の肥満リスクがあるわけではなく、遺伝子型によって平均体重に大きな差があるわけでもありません。

「どういった食事で太りやすい体質か」などわかるはずがありません。糖質やたんぱく質などの割合を変えた同じカロリーの食事を摂取させて、「肥満関連遺伝子」多型により有意な体重差が認められたという報告があれば教えて欲しいものです。

アルコール代謝に関連する遺伝子の多型とは異なり、それぞれの遺伝子と肥満の関係がはっきりとわかっているものはありません。こんなものにお金をかけるよりも、血糖やトリグリセリドの値を気にする方が、肥満対策には有効だと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする