イバンドロン酸ナトリウム水和物(ボンビバ®):月1回のワンショット静注で済むビスホス製剤

ボンビバ:月1回のワンショット静注で済むビスホス製剤
以下は、記事の抜粋です。


6月28日、骨粗鬆症治療薬のイバンドロン酸ナトリウム水和物(ボンビバ®)が製造承認を取得した。適応は「骨粗鬆症」で、1カ月に1回、1mgを静注する。

骨粗鬆症の治療薬としては、カルシトニン製剤、ビスホスホネート製剤、活性型ビタミンD3製剤、女性ホルモン製剤、選択的エストロゲン受容体モジュレーター、ヒト甲状腺ホルモン製剤、イプリフラボン製剤、蛋白同化ホルモン製剤などが使用されている。

今回承認されたイバンドロン酸は、ビスホスホネート製剤である。骨粗鬆症の適応を有するビスホスホネート製剤の注射製剤としては、2012年1月承認されたアレンドロン酸ナトリウム水和物(ボナロン®)に次ぐ、2番目の製剤となる。

ビスホスホネートの経口製剤では、服用後30分は横にならない、服薬前後に水を除く飲食並びに他の薬剤の経口摂取を避けるなどの規制が必要であるが、注射製剤では、こうした規制が必要ない。したがって、経口製剤が投与困難な患者でも、注射製剤であれば投与可能である点は大きなメリットとなる。

またアレンドロン酸の注射製剤との比較では、アレンドロン酸が4週に1回の「点滴静注」製剤であるのに対し、イバンドロン酸は1カ月に1回の「静脈内ボーラス投与」製剤である点に違いがある。投与が短時間で終わることは、患者にとっても、医療従事者にとっても、メリットと言える。


アレンドロン酸ナトリウム水和物を週1回飲んでいる患者さんをみていると、ついつい服用を忘れて朝食を摂ってしまうことが多いようです。効果が同じならば、規制が多い経口摂取よりも注射、同じ注射でも時間のかかる点滴よりも静注が便利です。認知機能が低下している患者さんの場合は特にメリットだと思います。

あと10年もすれば、腰の曲がったお婆さんの姿が珍しくなるかもしれません。

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