血液型より正確 あなたの性格はDNAで決まっていた――似非科学記事です

血液型より正確 あなたの性格はDNAで決まっていた
長い記事ですので、要点だけ以下に抜粋します。


DNAを調べれば性格がわかる。じつはこれ、海外では常識なのだとか。

「『ドーパミンD4受容体』を合成する遺伝子の中に特定のDNAの塩基配列を繰り返している部分があるのですが、この繰り返しの数は2回から12回まで、人によって異なります。繰り返し回数が多いほどドーパミンの影響を受けやすく、新奇性が強い—つまり、好奇心旺盛であるという傾向がわかっています。逆に、繰り返しが少ない人は、地道な性格。この繰り返しの数を調べれば、その人の性格を知ることができるのです」(中原氏)
「セロトニンを取り込む働きを持つ『セロトニン・トランスポーター』の性質を決める遺伝子には、LとSの2種類があります。L遺伝子を持つ人はセロトニンの影響が出にくく、ブレーキが弱いので楽観的。S遺伝子を持つ人はその逆で、ブレーキが強く慎重になるという傾向が出ているのです」(中原氏)

「たとえばアメリカでは、DNA検査でわかった性格を企業の人事配置に役立てたり、教育方法やスポーツ種目の適性を判断したり、さらには軍隊のマネジメントにまで利用しています。それが常識になりつつある。アメリカ以外では、中国や韓国でも、積極的に取り入れられている。日本は後れをとっているのです」(佐川氏)


上の記事は、「週刊現代」2013年6月15日号に掲載されたものだそうです。

記事は、上に抜粋した「中原氏」のドーパミン受容体とセロトニン・トランスポーターの2つが性格を決めるという説と「佐川氏」の「海外では常識」という情報によって、「性格はDNAで決まっていた」と結論しています。

しかし、「『ドーパミンD4受容体』を合成する遺伝子の中に特定のDNAの塩基配列を繰り返している部分があるのですが、この繰り返しの数は2回から12回まで、人によって異なります。」、ここまでは事実ですが、その後の「繰り返し回数が多いほどドーパミンの影響を受けやすく、新奇性が強い—つまり、好奇心旺盛であるという傾向がわかっています。逆に、繰り返しが少ない人は、地道な性格。」という部分は言い過ぎ、あるいはほとんどウソです。多くの科学者は認めていません。

同様に、セロトニン・トランスポーターの遺伝子に2種類あることは事実ですが、それで性格が決まるという部分も言い過ぎ、あるいはほとんどウソです。

また、「海外では常識」という話も「aggren0xの日記」によると真っ赤なウソのようです。だいたい、「血液型よりも科学的」とか言っている時点で既に「似非科学」ですが、日本人はこういう話が好きなので信じている人も多いでしょう。「ポスト」とか「現代」とかは、グラビアやエロ特集のおかげで、けっこう多くのサラリーマンに読まれているのですから、もう少しまともな科学記事を載せて欲しいものです。