高用量スタチンが急性腎障害に関連

高用量スタチンが急性腎障害に関連
以下は、記事の抜粋です。


高用量のスタチンを使用する人は腎障害を発症するリスクが高いことが新たな研究で示され、「BMJ」オンライン版に3月19日掲載された。

スタチン系薬剤はコレステロール低下薬で、効果が高いが、肝障害、筋肉痛または筋力低下などのリスクがある。現在、スタチンの開始後すぐに肝機能検査を実施することが推奨されているが、今回認められた腎障害は比較的新しい問題である。

今回の研究では、40歳以上でスタチンを服用する患者200万人強の医療記録を分析。高用量スタチンの定義は、ロスバスタチン10 mg以上、アトルバスタチン20 mg以上、シンバスタチン40 mg以上とした。高用量スタチンを服用していた群は、治療開始から120日以内に急性腎障害で入院する確率が低用量群に比べて34%高く、治療開始から2年後もリスクは高いままだった。

スタチンが腎障害を引き起こす機序は明らかにされていないが、筋損傷リスクの増大に関連する可能性があるほか、コエンザイムQ10の産生を阻害する作用も原因となり得るとしている。

専門家らは、この知見を受けて腎機能の監視にもっと力を入れていく必要があると述べる一方、「スタチンの服用を急にやめてはいけない」とし、高用量スタチンを使用する患者は心配があれば医師に相談するよう助言している。

別の専門家は、今回の研究は観察的研究であり、高用量スタチンと急性腎障害の因果関係を明らかにするものではないと指摘。高用量スタチンを必要とする患者はそもそも低用量スタチンを使用する人に比べて健康状態がよくないことが関連している可能性があると述べている。


ロスバスタチンはクレストール®、アトルバスタチンはリピロール®、シンバスタチンはリポバス®がそれぞれの商品名で、日本でもおなじみで、どれもよく処方されているスタチンです。やはり、いきなり高用量でスタートするのではなく、プラバスタチン(メバロチン®)あたりからスタートするのが無難だと思います。

私の場合も、プラバスタチンからアトルバスタチンに替えたとたんにGOTとGPTが上昇した経験があります。何となくですが、高用量スタチンをいきなり使うことには抵抗がありました。本論文を読んでやはりプラバスタチンから使おうと思いました。

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コメント

  1. 長谷川里奈 より:

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    はじめまして!長谷川里奈と申します。いろいろなブログをたどっているうちに、こちらのブログにたどり着きました。とても細やかな感性をお持ちでいらっしゃることが伝わってきました。また遊びにきます。