被爆でがんリスク42%増加 放影研、50年余の追跡調査 それがどうした?

被爆でがんリスク42%増加 放影研、50年余の追跡調査

以下は、記事の抜粋です。


広島、長崎の被爆者のうち、30歳で1シーベルト被爆した人が70歳になった時に固形がんで死亡するリスクは、被爆していない人に比べて42%増加することが、日米共同の研究機関「放射線影響研究所」(放影研、広島市・長崎市)の研究で分かった。3月1日付の米放射線影響学会の学術誌に発表した。

放影研によると、1950年から2003年まで被爆者約12万人を追跡した調査に基づく研究で、個人線量が推定できる約8万7千人を解析の対象とした。約5万1千人が死亡し、このうち約1万1千人が、肺がんや胃がんなどのさまざまな固形がんで亡くなった。


Wikiによると、原爆で2シーベルト以上被爆した場合は、2週間以内に5%が死亡します。3シーベルト以上で50%以上、7シーベルト以上で99%以上死亡します。これらのデータから、1シーベルトという数値がどれほど大きな数値かわかると思います。

つまり、記事で紹介されているのは瞬時における大量被爆であり、原発事故で問題になっている長期間の低線量被爆とはまったく関係のない論文発表です。しかし、「被爆でがんリスク42%増加」というセンセーショナルな数値をタイトルに入れて、3月11日を前に国民の関心を煽ろうとする意図を感じるのは私だけでしょうか?

今は2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで死ぬ時代です。「約5万1千人が死亡し、このうち約1万1千人が、肺がんや胃がんなどのさまざまな固形がんで亡くなった。」ことにどれほどの医学的な意味があるのか疑問です。肺がんの主な原因はタバコであり、胃がんの主な原因はピロリです。共同通信は、このような煽り記事が被災者に対する差別や偏見に直結することを認識して欲しいと思います。

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コメント

  1. taniyan より:

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    tak先生
    今日は、何時も有意義な記事楽しみで感謝しています。
    先生のおっしゃる通りでしょうね、被爆とは無関係に三人に一人が罹患してるのが現実ですから。
    自分は今前立腺に脅かされてます、夜間尿意で三回くらいトイレ、しかし杯一杯も出ない。
    僅かな尿で刺激を感じる現状。
    今のところPSAは異常なし、当てにならないなんて情報もあり気にはなってます。
                     taniyan