「遺伝子組み換え添加物」の輸入販売自粛を解除

遺伝子組み換え添加物の輸入販売自粛を解除

以下は、記事の抜粋です。


遺伝子組み換え技術を用いた2種類の食品添加物が、食品衛生法に基づく審査を受けずに国内で流通していた問題で、内閣府食品安全委員会は3月1日、これらの添加物の安全性を確認した。

厚生労働省は添加物を輸入販売していた「キリン協和フーズ」など11社に対し、輸入販売の自粛を昨年12月に指導していたが、同委員会の安全確認を受け、この措置を1日解除した。

添加物はうまみ調味料の原材料で、製造に遺伝子組み換えバクテリアが使われている。海外では広く流通しており、同省によると、国内にも年間600~700トンが輸入され、たれ、つゆ、かまぼこ、ハム、ソーセージなどの加工食品に使われている。


キリン協和フーズが食品衛生法に基づく安全性審査を受けずに輸入し流通させていた遺伝子組み換え技術を用いた2種類の食品添加物とは何かを調べてみたところ、「5’―イノシン酸二ナトリウム」と「5’―グアニル酸二ナトリウム」でした(記事をみる)。

5’―イノシン酸二ナトリウムは、かつお節のうま味として知られている代表的な核酸系の調味料です。他の魚類や肉類のうま味成分としても存在しています。5’―グアニル酸二ナトリウムはシイタケのうま味成分です。昆布のうま味のL―グルタミン酸(これはアミノ酸)とあわせて「三大うま味成分」とよばれているそうです。

工業的には、酵母のRNAにヌクレアーゼP1を作用させて5′-GMPと5′-AMPの混合物にし、コウジ菌のアデノシンデアミナーゼで5′-AMPのみを5′-IMPに転換します。このように、5′-IMPと5′-GMPとは混合物として製造され、多くの場合は混合物のままうま味調味料として利用されているそうです。この過程で遺伝子組換え生物あるいは組換え生物から抽出した酵素が使われています。それで、読売はこれらの添加物を「遺伝子組み換え添加物」とよんでいるようです。

これらの「遺伝子組み換え添加物」は「調味料(核酸等)」と表示されています。以下は「調味料(核酸等)」と表示されている例です。

ぐるなび食市場より

長寿堂薬局のサイトより

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