「主食」抜き「おかず」だけ…糖質制限食、是非巡り議論

「主食」抜き「おかず」だけ…糖質制限食、是非巡り議論

以下は、記事の抜粋です。


炭水化物の主成分「糖質」の摂取を極力減らし、肥満や糖尿病の予防に生かそうとする食事療法への関心が高まっている。メニューづくりが面倒なカロリー制限に比べると、継続しやすい。ただ、長期間続けたとき健康にどのような影響があるのかわかっていない点もあり、専門家の間では是非を巡る議論が起きている。

糖質制限は簡単にいえば、主食となるご飯やパン、麺類を抜いておかずばかりを食べる方法だ。糖尿病患者だった米国のリチャード・バーンスタイン医師が1972年ごろに始めた食事法が起源といわれる。最も厳しい場合、1日に取る糖質の量を20グラム以下にするのが目安だ。おにぎり1個分の糖質は約40グラム。血糖値を高める糖質がごくわずかなので、食後の血糖値上昇を抑えられる。

かつてはダイエット法の一つぐらいに受け止められていたが、イスラエルのグループが08年に発表した調査をきっかけに、有効性が広く認められた。この調査は、糖質制限とカロリー制限のグループの体重変化を比較した。322人を2年間追跡し、糖質制限の方がカロリー制限より体重を減らす効果が高かった。

ただ、糖質を減らす分、たんぱく質や脂質の割合が増える。カロリー制限の場合、この3大栄養素の比率は「糖質60%、脂質20%、たんぱく質20%」。糖質制限では「糖質12%、脂質56%、たんぱく質32%」に変わる。


HighWireというサイトで、”carbohydrate restriction”と”diabetes mellitus”というキーワードでサーチすると、57本の論文がヒットします。一番古いのは、1956年の”CURRENT STATUS OF ARYL SULFONYLUREAS IN TREATMENT OF DIABETES MELLITUS”というJAMAの論文です(論文をみる)。これらをみると、「糖質制限」によって糖尿病をコントロールするというのは新しい考え方ではないことがわかります。
私の友人の中にも極端な糖質制限ダイエットをした結果、短期間で3.6キロ減量したという人がいます。また、先日の糖尿病治療の勉強会でも演者の先生が、質問に答えて糖質制限を肯定するコメントをされていました。

上の記事ではカロリー制限の場合は通常「糖質60%」と書かれていますが、この演者は、多くの病院の糖尿病食は予算の関係(糖質を増やせば安価)で、「糖質70%」であり、これではダメなので「糖質50%」にしたら、コントロールがうまくいったと言われました。糖尿病のコントロールには糖質の多い日本食は適さないようです。
私の周辺でも、おなか周りの脂肪を気にして糖質制限を始めた人が数人います。結果を楽しみに観察を続けたいと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする