コレステロールが気になるなら、低脂肪食よりナッツや大豆・アボカドがおすすめ

コレステロールが気になるなら、低脂肪食よりナッツや大豆・アボカドがおすすめ

以下は、記事の抜粋です。


ナッツ類、大豆、アボカド、オリーブオイル、オート麦などコレステロールを下げる効果のある食品を多く食べる方が、低脂肪食を多くとるよりもコレステロール値の下げ幅が大きいとする研究論文が、8月23日の医学誌JAMAに発表された。

研究チームは、コレステロール値が高い351人を対象に6か月間にわたる食生活の実験を行った。実験ではカロリー制限は設けず、食品の支給も行わなかった。実験終了後にLDLコレステロールの値を測定したところ、LDLを下げる食品が中心の食生活を送ったグループでは13%減少したのに対し、高繊維食や全粒穀物などの低脂肪食を中心とした食生活を送ったグループでは3%の減少にとどまった。

LDLを下げる食品とされたのは、オリーブオイルやコレステロールの吸収を防ぐ植物ステロール含有マーガリンのほか、アボカド、オートミール、大豆、豆腐、レンズ豆、アーモンド、ヘーゼルナッツ、ピーナッツ、ピスタチオ、クルミなど。この実験では、被験者の大半が心臓病リスクが低く標準体重の白人だったため、「心臓病リスクが高く過体重または肥満の人」でも同様の効果が見られるかは不明だ。


元論文のタイトルは、”Effect of a Dietary Portfolio of Cholesterol-Lowering Foods Given at 2 Levels of Intensity of Dietary Advice on Serum Lipids in Hyperlipidemia”です(論文をみる)。

一般に、血清コレステロール値が高く心血管リスクのある患者には、生活習慣の改善、特に低脂肪食摂取の重要性が強調されてきましたが、プラバスタチンなどの薬物に比べるとその効果が低いため、食事療法は軽視されがちでした。このため、単なる低脂肪食ではなく、コレステロールを下げると言われる食物を積極的に摂る新しい食事療法が導入されました。

この新しい食事療法には、コレステロールを下げると言われている食物を単品でとるやり方と複数を組み合わせるやり方があり、この複数を組み合わせるやり方を”dietary portfolio”と呼んでいるようです。新しい食事療法の効果を調べた報告は、短期間のものはありましたが、長期間のものはこの論文が初めてだそうです。

本研究では、アメリカのFDAが血清コレステロール(LDL-C)を下げるとしている食物を組み合わせたdietary portfolioを、これらの食物を含まない線維中心の低脂肪食と比較しています。記事にはありませんが、2つの食事の間に、カロリー、植物性蛋白質、炭水化物、総線維、総脂肪、総コレステロール量の違いはありません。一番の違いは大豆蛋白質量です(約10倍)。また、体重の減少はどちらのグループでも約1.5kgで、2群間に差はありませんでした。私もコレステロールが高いので、今後は豆腐などの大豆製品を中心に食事を改善しようと思います。

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