新たな治療薬の登場が望まれる疾患は?

【医師調査】新たな治療薬の登場が望まれる疾患は?
以下は、記事の抜粋です。


2010年10月末、「日経メディカル オンライン」の医師会員を対象にインターネットによるアンケートを実施し、1015人から回答を得た。

まず、一般に難治性と考えられる78の内科系疾患を挙げ、「新たな治療薬の登場が望まれる疾患」を5つまで選んでもらった。

その結果、トップは多剤耐性菌感染症で、約3割の医師が選択した。続いて、アルツハイマー病、HIV感染症がランクイン。癌の中では、5年生存率が低い膵癌と肺癌が上位に挙がった。また、ALSや拡張型心筋症などの希少疾患に対しても、現場の医師は治療薬の開発を望んでいることがうかがえた。そのほか、自由回答には、糖尿病(合併症含む)、アトピー性皮膚炎、脳梗塞、肥満などが挙がった。


昨年の10月末に、「『満足できない日本の医療』調査にご協力ください!」というアナウンスが日経メディカル オンラインメール(2010.10.26 第461号)にありました。

説明には、「『いまだ満たされていない日本の医療ニーズ』に関する調査を企画しました。様々な疾患に対する治療薬の満足度のほか、医療提供体制や制度上の不満などについてお伺いし、真の『アンメット・メディカル・ニーズ』を明らかにしたいと考えています。」と書かれていました。

調査期間は10月26日から11月1日までの7日間でしたが、その時私は「様々な疾患に対する治療薬の満足度」=「新たな治療薬の登場が望まれる疾患は?」だとは思わず、アンケートをみることもしませんでした。

いずれにしても、現場の医師がどのような病気の治療薬を望んでいるのか?というのは非常に興味のある問題です。しかし、78の内科系疾患の選択肢の中に糖尿病(合併症含む)、アトピー性皮膚炎、脳梗塞、肥満などがなく、自由回答でしか答えられなかったのは、アンケートのやり方に問題があった可能性があります。

日経メディカルオンラインより(みるには会員登録(無料)が必要)

次に、「現在までに日本で発売された薬剤の中で、『その疾患領域において治療を大きく変えたと思う薬剤』や『特に革新的だと思う薬剤』を自由記述式で3つ書いてもらった。」として薬物のランキングがあります(下図参照)。

1位のプラバスタチンは良いとして、シタグリプチンは最近話題の薬物ですが、それほどの評価に値するとは思えません。個人的にはなんとも不思議なランキングに見えます。

この調査結果を尊重してあえて順位をつけるとすれば、ベストスリーは、1位プラバスタチン、2位イマチニブ、3位ファモチジン(むしろシメチジンか?)だと思います。

日経メディカルオンラインより(みるには会員登録(無料)が必要)

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